若い世代なくして日本はない No Youth No Japan
No Music No Life 音楽がない人生なんて
No Football No Life サッカーがない人生なんて
No Drink No Life お酒がない人生なんて
という言い回しがある。
No Youth No Japan
そのまんまを名前にした団体が、昨日で5周年を迎えた。
2019年7月21日、参議院選挙の投開票日を目指して大学生が立ち上げ、
若者に「選挙に行こう!」と呼びかけ、
短期間にInstagramのフォロワー2万人を集めた。
いまも当時と同じく大学生を中心にして運営し、
「投票に行こう!」と意識付けをするのと同時に、
被選挙権を引き下げよう、とロビー活動している。
フォロワーはおよそ6万人。
いま日本の選挙権は18歳から付与される。
被選挙権は25歳か30歳。
(衆議院、都道府県議会議員、市町村長、市町村議会議委員は25歳/参議院、都道府県長は30歳)
20代30代の議員は、衆議院で13人(2.8%)、参議院で3人(1.2%)しかいない。
自分たちの世代の代表者がいない若者に、
政治や選挙に関心が向くはずがない。
だから、被選挙権、立候補できる年齢を引き下げようとしている。
だからなに?若者に何ができる?
と揶揄する人たちが大半だろう。
被選挙権が参政権と同じ18歳、若者の投票率が80%を超えるデンマークでも、若者に政治を自分ごと化させるのに苦労している、むずかしいことだ、だそうだ。
No Youth No Japanの5周年イベントにゲストとしてトークに参加したデンマークの高校の先生ヤコブさんがそういっていた。
でもヤコブさんは、こうもいってた。
「大事なのは生徒たちに、市民としての自信、主張する勇気をもたせること」
Civic Confidence
Civic Pride
日本でも、「ひとり街宣」「スタンディング」のムーブメントが芽生えた。
若者に何ができる? という固定観念を打ち破るシビックブライドが息をし始めた。
そんな都知事選挙であり、No Youth No Japanのイベントだった。
このイベントのスタッフ、参加者の中に「大隈塾でした」とわたしに声をかけてくれた若者が5人もいた。うれしかった。