くまぶ_食べるぞ

ブタ肉美味しく食べるぞ会

育てたブタを食べた。
脂身が、サイコーに美味しかった。

大隈塾のプロジェクトのひとつ「くまぶ〜」は、
東日本大震災で生き残った奇跡の5頭から
生命を受け継いできたブタを一頭買いして、
赤ちゃんのときから育て、さばいてもらって、食べるプロジェクト。
もう5年ぐらい続いている。

今年は、豚コレラがけっこうひどく、
きちんと抗菌した専門業者以外は豚舎に近づけなかったので、
養豚家の高橋希望さんに育ててもらい、
情報をLINEでもらいながら、勉強会をしたりしてきた。

学ぶのは、アニマルウエルフェア。
動物だって心地よく生きていきたい、
ということだ。

ペットならば家族だから、
当然心地よさは飼い主が充分与えているだろうが、
家畜は「商品」だから、
合理的に、コストをかけずに量をさばく、というやり方もあれば、
商品だからこそ、質を高くしたい、というやり方もある。
だけど、「心地よさ」みたいなのはどうなの?
それを自分なりに考えていく。

オーガニックな野菜があれば、
オーガニックな肉があっていい。

考えてみれば、畜産家はつねに、病気と闘っている。
豚コレラ、鳥インフルエンザ、狂牛病だったりBSEといわれたり、
伝染病でもあるので、いつも注意していなければならない。

その上に、新型コロナウイルスである。
飼い犬の感染もあるようだから、
家畜への影響がないとはいいきれない。

そういった日常で、わたしたちは美味しく肉を食べられている。
畜産業の人たちがいてこそのことだ。

こうしたことを、くまぶ〜プロジェクトでは学んでいる。