見出し画像

豚は3回生きる。
まずは、家畜として生きる。
つぎに、精肉となって生きる。
最後は、その肉を食べた人といっしょに生きる。

養豚家の高橋希望(のぞみ)さんが、大隈塾のゲスト講師。

アニマルウェルフェア、という。
家畜は農産物ではなく、感受性のある生命体なんだ、という考え方。
5つの自由を、家畜たちに保障する。
・飢えと苦しみ
・傷害と病気
・恐怖と苦悩
・物理的な不快
・正常行動

こんなことを考える養豚家は少ないそうだ。
豚は1頭、3ヶ月育てて精肉にするために売って、
養豚家の利益は2,800円でしかない。

手間ひまかけて、5つの自由を保障する、なんてやってられない。
狭いところで、集約的に飼う。
ストレスでケンカする。
ケガをしたり病気になったりする。
気晴らしに糞尿で遊んだりする。

国産の豚肉は、重宝がられる。
国産なら安心だね、と。

たくさん子豚を生むように、母豚は大事に飼育される。
キズモノにならないように、箱入りで飼育される。
主流は「ストール飼育」で、
ニワトリのように豚をゲージで飼育する。
立ったり座ったりしかできない。
身体の向きを変えることもできない。

国産の豚肉は、重宝がられる。
国産なら安心だね、と。

放牧、放し飼いがいいのか、というと、そうでもない。
放ったらかしなら、同じくケンカも起きるし
自然は危険がいっぱいでもある。
ほどよい管理と、豚たちのコミュニティづくり。
アニマルウェルフェアは手間がかかる。

どんなふうに育てられているか。
わたしたちには、情報が与えられていない。
わたしたちが知れ情報は、
「国産」かどうか、しかない。

You are what you eat.

授業では、希望さんが育てた豚でつくったボロニアソーセージをつかって、
サンドイッチをつくって食べた。(黙食)

We are what we eat.