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メモにひそむ魔法の力

『メモの魔力』を読み返してみた。
メモmemoって、memoryだったり、rememberだったり、
記憶とか記録である一方、
知的生産のために、というのがこの本。

ということは覚えていた。

なんで『メモの魔力』なのかというと、
朝渋で著者の前田裕二さんがしゃべってるのを、
メモ取りながら聴いていたから。

「一歩踏み出すためにはなにが必要?」
っていう話題で、
・強烈なモチベーション
・ワクワク
と。

モチベーションがわかないから困ってるんじゃないの?

って思いながら聴いてたら、

「いまやってることを、ゲームだと思えばいい」
「やってるうちに熱量上がってくるから」

文字通りのゲームがあまり好きでも得意でもないわたしにとって
ちっともワクワクしない回答で(質問ししたわけじゃないけど)、
前田裕二そんなもんだったかなあ、と思ったので、
『メモの魔力』を再読、ということになった。

これがKindleというか電子書籍のいいところで、
いま与論島にいて仕事をしておりますが、
具体的な本を持ってこなくても、
iPadのKindleアプリの中にたくさんの本が入っている。

で。
メモのとり方によっては、記憶と記録だけじゃなく、
・知的生産性が高まる
・情報獲得、伝達力が上がる
・傾聴力がつく
・ものごとを構造化できるようになる
・言語化能力が磨かれる

大隈塾としては、言語化能力が磨かれる、にフォーカスされる。
メモをとることが大好きなアミーゴってあだ名の学生がいて、
ミーティングでは必ずパソコンでメモってくれる。
わかりやすい。
メモとるだけじゃなく、コメントも鋭かったりする。
それが1年生だったから、
ミーティングにでているSA(学生アシスタント)たちがのけぞって驚いた。

大隈塾にはいろんな学生たちが集まってくるから、
授業中観察してると、
まったくメモをとらない学生、
イラスト入りでメモとる学生、
グラフィック・レコーディングしてくれる学生、
自分だけしかわからないだろうメモする学生、
がいる。

もちろん、メモはとらないけど感想文をきちんと書ける学生もいるが、
メモをとらず感想文は表面的なことしか書けない学生もいる。

これって、言語化能力だよなあ、と、
改めて気がつく。

外部から入ってくる情報をメモにする一方で、
内部ではどんな情報を持っているのか。
これをメモするということは、自己分析することそのもの。

前田裕二さんは、メモ見開きで1問1答、30冊以上自問して
自分とはどんな人なのかがわかったという。
およそ、1000問。
(『メモの魔力』の巻末に1000問付録があるからやってみましょう)

1000問1000答やると、自分の軸が見える。
軸が見えれば、ブレない迷わない。
モチベーション高まる。
モチベーション高いことしかやらないから、ワクワクする。

モチベーションがわかないのは、
自分の掘り下げが足りないから、ってことだね。

掘り下げるには、水平質問と垂直質問がある、
と前田裕二さんはいっていたけど、
今回はメモ程度で、深堀りはまた今度。