見出し画像

100万人のキャンドルナイトのプログラムのひとつに、
山形にある有名なレストラン、「アルケッチァーノ」
奥田政行シェフのオンライン料理教室があった。

アルケッチァーノは地元の野菜を使っての料理、
ということで知られていて、
この料理教室では、
「野菜は生き物」
といっていた。

野菜は肉や魚と同じ、
豚肉がブタとして生きていたように、
鰹の刺身がカツオをして生きていたように、
トウモロコシもトウモロコシとして、土の中に根を張って生きていた。

その食材が、生きていたときには経験したことがない温度で加熱される。
焼く、茹でる、蒸す、揚げる、煮る、いぶす……
それぞれの味の出し方があり、
付け合わせる肉や魚などによって、
使う部位も変われば、調理の方法も変わる、

合わせる食材の相性がいいと、
調味料が少なくてすむし、
調味料が少なくてすむということは、
コストが低くなり、調理時間が短くなる。

ものすごい創意工夫があり、
ものすごい努力があり、
そうやってゼロから始めたシェフが、
コロナで店がやれなくなり、
山形から、東京から、情報発信して、
料理教室をオンラインでやっている。

「なんでもやりますよ〜」
と奥田シェフはいう。
謙虚であり、ガッツがある。

リモートでスマートに仕事をするなかでも、
ガッツを忘れないようにしなきゃいかん、と思った。
オフラインとオンラインの組み合わせも、
相性のいい組み合わせにすれば、
それだけ少ない労力でいいパフォーマンスが出せる。
しかも、はたから見て楽しそう。

奥田シェフの料理教室を見ていて、
そう思った。

しかも、教わったとおりに自分でつくってみると、
やっぱり美味い料理ができた。