今日はいろいろアップデートの日に
経営者カンちゃんと話をしていたら、
経団連の副会長にDeNAの南場智子さんが就任する話題になって、
「南場さんぐらい優秀だといいんだけど」
とカンちゃんはいう。どんくさい話になりそうな文脈……
「優秀だったらなんぼでも役員にしてもいいけど」
やっぱり……
もう書くのもいやになるストーリーが展開される。
女性に下駄を履かせてあげる、っていうけど、
男性はずっと下駄を履き続けてきたのに気がついてない。
昨日はキニマンス塚本ニキさんがゲストの「#春から早稲田×春休み大隈塾」。
テーマは「ホントにやるのか東京オリパラ」だったけど、
ニキさん、モデレーターのトモちゃん、わたしとのトークが進んでいくうちに、
やがてジェンダーの話題になって、
トモちゃんが、
「お父さんとか、仲良くしてた友だちでも逆の力が働く」
といった。
どういうことかというと、
おだやかに、普通に会話をしていて、ふとジェンダーバランスの話題になったので、
トモちゃんはジェンダーについて、おだやかに切り込んだ。
すると、
「なんでそんなこというんだ」
とか
「そういう人だとは思わなかった」
とか、キレられる。
ニキさんも、
「落ち着け、ニキ」
とたしなめられた経験はヤマほどあるらしい。
声を荒げているわけでもなく、いたって普通に雑談しただけなのに、
男女平等の話題になると男性は尖ってしまうのは、なぜなんだろう。
ニキさんがいうには、
そもそも「日本」は自分の意見を主張すること自体がタブーだから、
政治の話にしてもなんにしても、
主張することがダメなんじゃないか、と。
それも一理ある。
加えて、聞きたくない情報は聞きたくない、ってこともあるんじゃないか。
若者はSNSで自分が聞きたい知りたい読みたい情報だけ集めて安心してる、
っていうけど、おっさんも同じ。
男女平等の話は、聞きたくない。
なぜなら、男と女が平等になると、すでにある既得権益が侵される。
反論するにもめんどくさい。
女性にすれば、知ってほしいだけなのに、
知りたくないから耳をかさない。
「知りたくないことはない」と思っていても、
無意識の偏見が「わたしは男女平等論者だ」と知ることを拒否する。
意識や知識をアップデートしなくてもいい環境ではなくなったのに、
意識も知識も成功体験のままで止まっている。
今日は3月11日。
すべてのことをアップデートし始める日にしたい。