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コンビニによってこんなに違うとは

釜石のコンビニで、
水道料金2,948円を小銭で払おうとしたら、
「機械が詰まりますから20枚までにしてください」
といわれた。数字のコンビニ。

レジで入金操作を続けていた店員さんに、
「じゃあ、取り消してください」
といったら、
「え!!!!」
とびっくりしていた。
わたしが「そうですか」といって、
1000円札3枚出して払うと思っていたんだろう。
そうじゃなくて「取り消し」願い。

ずいぶん取り消し操作に手間取りながら、
店員さんは取り消し作業完了した。

わたしは買い物も食事も、現金で支払うことをしない。
ほぼ、交通系ICカードかPaypayかクレジットカード。
それが使えない店はなるべく利用しない。

現金を使うのは神社かお寺ぐらい。

デジタルが便利だから。
送金に手数料かからないし、ポイントは貯まるし。

それでもやっぱり、現金を使わざるを得ないときがある。
しょうがなく、現金を使う。
そうすると、お釣りが発生する。
となると、そのあとのお釣りの小銭の行き場がない。

以前なら小銭をためて銀行に持っていって、預金をしていた。
だからむしろなんでも札で払って、お釣りをもらって、それをまとめて、
何万円か分を預金口座にためておいて、
子どもたちの学費に使ったりしていた。

いま、銀行に小銭をもっていったら、手数料を取られてしまう。
自分の口座に預金するのに、お金が目減りしてしまう「マイナス金利」だ。

だからデジタルで支払いするようにしている。

ということで、小銭の行き場がなくなった。
幸いにも、公共料金は現金払いだ。
(だんだんクレジットカード払いに変えてきたけど)

つぎつぎと都市銀行が手数料を取るようになった一方、
最後までがんばっていたゆうちょ銀行もそうなったとき、
小銭の行き先は、コンビニでの公共料金支払いしかなくなった。

アパートからいちばん近い青いコンビニに、
1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉ごとに小袋に分けて、
「これ、ちょうどあります」
と支払いをお願いした。

「わかりました〜」
といって青いコンビニの店員さんは、
キレイに分けた小銭をガバっとひとまとめにして、
小銭の投入口にジャラジャラジャラと吸い込ませた。

(ああ、大阪の地下鉄方式か)
とわたしは理解して、それ以降、
1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉ごとに小袋に分けることなく、
ひとまとめにして中袋にいれて青いコンビニに持っていっていた。

昨日はたまたま、数字のコンビニ。
コンビニの中でもっとも愛しているのが数字のコンビニなのに、
「20枚までね」の塩対応。

ちなみに、東京では最寄りが数字のコンビニで、
公共料金はスマホのnanacoに現金でチャージをして、
デジタルnanacoで支払っている。
だから、塩対応を知らなかったし、
そこまでデジタル支払いを徹底しているわたしである。

さて。
数字のコンビニで支払うことができず、
わたしはちょっと離れた家族のコンビニにいった。

家族のコンビニのレジで、
バーコードのついた納入通知書兼領収書と、
袋に入った小銭2,948円を置いたら、
店員さんはぎょっとした表情。

ああまた塩か、と嘆いていたら、そうじゃなかった。
店員さんは、一枚一枚数え始めた。

(まさか)
店員さんは数える途中で、
「これって、金額ちょうどなんでしょうか」
と聞く。
(当たり前じゃないか)と思いながらも、
「そうです。手で数えるんですか?」
と聞かなくていいことを聞いてしまった。

もし、それへの回答によって、いままで数えていた数字を、
店員さんが忘れてしまったら一大事である。
落語の「時そば」である。

でも、店員さんはわたしの愚問に対して無視するとう塩対応、
無事に数え終わって書類にハンコを捺してくれたあたたかい対応。
家族のコンビニさん、ありがとう!
でも、気の毒だから、次から青いコンビニにする。

コンビニによって小銭の扱い方が違うんだなあ、と勉強になった。

これを読んでくれているみなさん、
小銭の行き先、どうしてますか?