このあいだまで日本は高校生だった
高校生からインタビューを受けた。
コロナで学校に行けなくなり、
おうち時間が長くなり、
朝と夜の区別がなくなり、
ヒマで死にそうになり、
堕落した生活になり、
このままじゃいかん、
ヒマって思っちゃいかん、
やることはいっぱいあるだろう、
とりあえず、動こう。
なにしよう。
学んだことを振り返ってみれば、
いろいろと探求してきた。
それをみんなでシェアして、
出会った面白い人たちにインタビューして、
それもシェアして、
わたしだけじゃなく、
たとえば高校生100人でアイディア集めてみたら、
おもしろいことが起きるようになって、
そしたらそれって革命じゃね?
ということで、
みんなのおうちプロジェクト〜100人アイデア万博〜
(みんなのおうちプロジェクト事務局)
①高校生活で出会った新時代を切り開く先駆者のみなさまにインタビューを行い、内容を配信。
②いままでの探求学習のプロセスを発信。
③参加者は公式SNSをフォローし、発信と配信をもとに、SNS上で自分のアイディアを発信する(1枚画像+100文字程度のアイデア)
誰かとのコラボでアイデアが実現するかも!!面白いアイデアを考えよう。
思考の竜巻を起こせ。100人によるアイデア革命!
というもの。
聞き返してみると、こんなこといってた。
こないだまで、日本って、高校生だった。
大学受験、っていう目標があった。
どんな将来になるかは決めてないけど、
とりあえず大学楽しそうだし、
もちろん学びたいことはある。
だから大学に行くという目標はある。
受験勉強には、必ず答えがあった。
問題をたくさん、速く解いていくか。
たくさん、速く正解にたどり着いた人が勝ち。
そんな高校生の時期が終わって、
大学生になった。
大学生になっても試験はある。
試験はあるけど、論述試験になった。
選択肢のある問題とは違う難しさがあるけど、
それでも正答はある。
ストックから答えを出す、というのも大学受験と同じ。
いま、社会に出た。
でも、社会も会社も止まっちゃった。
さあ、どうしよう。
学び、考え、てなかった。
ひたすら勉強だった。
教育は受けてきたけど、
学習することは少なかった。
というようなことを、
高校生女子ふたりとしゃべっていた。
高校生女子ふたりは、
「インタビューじゃなくて、対話してる感じ」
ってほめてくれた。
うれしかった、のを録音を聴き直して思い出した。