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すぐに大学からメールが飛んできた

早稲田大学「学生が主役の授業」「大隈塾」が
いち早くオンラインで講義開始」

という見出しで、「高田馬場経済新聞」に記事がのり、
それをyahoo!ニュースがキャリーしてくれた。
先週金曜日の2回目の大隈塾が終わったすぐあとのこと。

翌日、大学からメールがきた。
件名に「お願い(至急)」とある。

早いなあ、と思った。
まあまず、応援のメールではないだろう。
「お願い(至急)」だから、

記事を削除してもらえ
オンライン授業を勝手にやるな
ちゃんと5月11日の春学期スタートを守れ

だろう。

早稲田大学(新宿区戸塚町1)の講義「たくましい知性を鍛える(通称=大隈塾)」が、早稲田大学の春学期の講義開始に先立って4月10日、オンライン講義を開始した。

の一文で記事は始まる。
これに対して、大学からのメールは、

こう書かれると、大学が5月11日からの授業開始に対して、
多くの学部に強制的に5月11日まで授業を開始しないように
お願いしてきたのに、大隈塾だけ特別に認めたようにしか読めません。

と書いてあった。

そう読み込むこともできる。
というか、大学からのメールの通り、
大学が認めたかのようにしか、読めない。

2月に、卒業式を中止、春学期の開始を延期、
3月に、卒業式を中止ではなく延期にする、春学期の開始をさらに延期、
春学期をすべてオンライン授業にする、
4月、大学構内を完全に立入禁止にする。

早稲田大学は、思い切った決定を次々と出してきた。
そのため、ものすごい数でさまざまなクレームと要求がきているらしい。
オンライン授業じゃなく対面で授業をさせろ、
オンライン授業じゃなく対面で授業を受けさせろ、
学費を返せ、学費分オンライン授業を充実させろ、
立入禁止をもっと伸ばせ、実験はさせてくれ、
サークル活動を認めろ、部活をやめるな!
などなど、180度違うクレームと要求。

その中で、なんとか実現可能な方向で、大学全体(5万3千人と、
常勤教員の約2千名以上、非常勤の教員4千名以上、
常勤の職員約1千5百名)をまとめていくのに、
日夜、オンラインと電話で必死に連絡を取り合って、苦労しています。

なるほど。

大隈塾のみならず、
学生たちが自主的にオンラインで活動することを
止めようとは思っていませんし、
奨励したいと思っていますが、
誤解は解いていただきたいと思います。

おお!

おお!

おお!

OK!、もっとやれ!
ただし、ちゃんとやれ!
ってことだ。
もっと気を配れ!
ってことだ。
ツメが甘いぞ!
ってことだ。

学生たちのやる気と、
学生たちの自主性と、
学生たちの努力と、
stay home, stay safe, keep learning
の決意を、
教員がちゃんと守ってあげないと、
いろんなところから矢が飛んでくるぞ、
というお叱りとアドバイスだった。

そこで、すぐに高田馬場経済新聞に連絡をして、
記事の修正を求めた。
高田馬場経済新聞は、意を汲んで了承。
すぐに修正に応じて、再掲載してくれた。
https://takadanobaba.keizai.biz/headline/404/

記事としては気合の入らないものになったかもしれないが、
高田馬場経済新聞には感謝したい。

そして、学生たちにももちろん感謝する。