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カンタンそうに見えて実は脳トレ

ひさしぶりのナイトゲーム

19時過ぎて寒さが増したころ、
ライトで明るく照らされた人工芝のラグビーグラウンドで、
タグラグビーをやってみた。

ざっくりいうと、タグラグビーはタックルなしのラグビー。
右の腰と左の腰に「タグ」をいわれるひもをぶら下げて、
タグを取られたらタックルされましたよ、ということになる。

タックルなしのラグビーであるタグラグビーは、
「相手の身体に触っちゃダメよ」
というのが原理原則で、
「プレイヤーにケガをさせない」
というのをミッションとしている。

なので、とっても安全でとってもカンタンなスポーツ。

かと思ったら、そうでもなかった。

数的優位をつくる

似たようなタックルをしないラグビーに「タッチフット」というのがある。
これは、タックルの代わりにボールを持った相手にタッチする。
タッチされたプレイヤーは、その場で止まって、ボールを地面において、
そこからプレーが再開される。

タグラグビーでは、ボールを持った選手はタグを取られたら、
走るのを止めて、味方の選手にパスを投げる。

一方、タグを取った選手は、タグを相手に返さないといけないし、
返すまでプレーに参加できない。

「タグを取られた=攻めている」選手は「パスを投げる=プレーできる」。
「タグを取った=守っている」選手は「プレーできない」。

ここに、人数のギャップができる。

5人チームだとすると、
タグを取ったり取られたときに、
一瞬だけど「5人対4人」になる。

だから、一人で上手に走ってトライするプレーもあれば、
あえてタグを取らせにいって、
相手がタグを取ってくれたら、どこかにディフェンスの穴が開くから、
そこにパスを投げたり、走り込んでパスをもらったりして、
トライにもっていく、
というプレーもできる。

意思決定を瞬時に共有する

どんなプレーをするか、そのときそのときに判断する。
それは一人じゃなくて、チームのみんなで。
いってみれば、チームの意思決定を瞬時にシェアする。

タグラグビーは、安全でカンタンそうに見えて、
実はけっこうアタマを使うスポーツだった。


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