ゴーストライター
田原総一朗さんの本を、何冊か書いたことがある。
ゴーストライターは何人も知ってたが、
ほとんどの人が、いずれはジャーナリストとして一本立ちしたい、
という人たちだった。
そのための修行、という位置づけで、
ゴーストライターをしていた。
いまのゴーストライターはそうじゃないらしい。
ジャーナリストというより、
マーケティングするマーケターという意味合いが強い。
ゴーストするのも、本だけじゃない。
SNSだったり、ブログだったり。
ジャーナリストは世の中に警鐘を鳴らしたり、
異議申し立てをしたりする。
マーケターは世の中に流れをつくり、
啓蒙する。
本や雑誌は売れないが、
オピニオンの流通は増えている。
だから、流れをつくる人がもてはやされる。
書いて生きるのも、まだまだ楽しめそうだ。