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「辞めるか、染まるか、変えるか」

全国町村議会議長会が
「町村議会議員のなり手不足に潜む3つの危機」
という議員のなり手不足の原因などを調査した報告書をまとめた。

なりて不足の原因は、
①なり手に響かない3条件(やりがい・環境・待遇)
②地域コミュニティの限界(潜在的ななり手の不足等)
③立候補・選挙における障壁

の3つをあげている。

そのうち①に注目すると、
<やりがい>
・議会の役割と議員のやりがいが住民に十分浸透していない
・議会による情報発信、広報の重要性が指摘されている
・議会広報誌の充実、議会報告会や住民懇談会の開催
・議会のオンライン配信、SNSの活用など実践してきたが、
・なり手不足の改善にはつながっていない

<環境>
・高齢男性ばかりの別世界イメージ
・一部の議員による「政治とカネ」問題のイメージ
・女性が活躍できないイメージ

<待遇>
・低額な議員報酬
・厚生年金加入が認められていない

と分析している。

釜石市議会もほぼ当てはまっている。
なんとかしなきゃと思ってすでに当選から7ヶ月が過ぎた。

わたしの議会での様子、議会外での活動を見聞きして、
「背伸びするな」「焦るな」
というアドバイスを市民の方々からいただくこともある。

その通りかもしれないけど、
その通りにしていたらなにも変わらない。

友人の濱松誠(ONE JAPAN共同発起人、共同代表)は、
組織改革への取り組みについて、
「辞めるか、染まるか、変えるか」
という。

ダメだとあきらめて会社を辞めてしまうか、
習慣や多数派という「長いもの」に巻かれるか、
腰を据えて、周りを巻き込んで変えていくか。

1年ぐらい前まではまさか自分が、
「辞めるか、染まるか、変えるか」
の選択を迫られるとは思いもしなかったが、
いまこの言葉をかみしめている。