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トルコ・シリアの大地震に対して一般人のわたしたちができること

トルコ・シリアの大地震で、死者が2万人を超えた。
すさまじい数だ。

阪神淡路大震災が6,400人、
東日本大震災では関連死を含めて2万2,000人。

しかも、阪神淡路の犠牲者の8割が建物の倒壊などによる圧死で、
ニュースで被災の様子を見ていると、
トルコ・シリアもおそらく同じだろう。

一方、直接ではなく関連死とは、
避難生活での疲れ、ストレスなどから体調を崩し、
やがて死に至る、という恐ろしさ。
2016年の熊本地震では、
直接死が50人に対して、
関連死はその4倍。
223人が避難生活しててなくなっている。

トルコ・シリアでは関連死がなくべく少なくなるよう祈るけど、
日本にいて一般人のわたしたちにできることは、
祈るか募金するぐらいしかない。

そのうえでやれること、というか、やるべきことは、
こうした災害が自分たちが住むところで起こった場合、
どうやって生き延びるか、あらかじめ準備しておくことだ。

自宅での被災生活をする場合、第一にして最大なのは飲み水の確保。
1人1日3リットルが目安とされていて、
できれば3日分は準備しておくことが必要とされている。

というのは、水道が止まるということは、水道管が破損しているということで、
破損した水道管の復旧作業が開始されるのが、被災して3日後で、
だいたい1ヶ月かかって復旧すると計算されている。
最悪1ヶ月の断水生活。

辛いな〜。
たぶんコンビニでもスーパーでもペットボトルの水はすぐに売り切れ、
長蛇の列で並んでも一人何本かの購入制限。
しかも、2リットルの水は重くて運びにくい。

話は飛ぶけど、できるだけ早く住んでる場所=被災地から離れる、
という方法もある。
出身地・実家の世話になるか、
そうでなければ、第2のふるさと的な地域をつくっておく。

「関係人口」といって、移住ても長期滞在でも短期滞在でもなく、
ちょっと旅行に来ました、また来ます、ちょいちょい来ます、
来れないときもあるけど、ずっと好きだし気にしてます、
ホテルの従業員や飲食店の人たちと顔見知りになっている、
という地方の街を持っておく。
ちょっとお金かかるかもしれないけど、
自宅避難でストレスがかかる生活より、
電気も水道も食べるものもあって、そっちのほうがいいかもしれない。

仕事はリモートでできるし。
こどもたちの学校もおそらくリモート対応できるだろうし。

そういう街のひとつに、岩手の釜石はいかがでしょうか。