見出し画像

きっかけのきっかけ

息子を妊娠中、胎教のCDを聴いたり、コンサートに出かけたり、といったことは一切ありませんでした。ただひたすら、無事に産めるのか、生まれた後自分の時間はどうやって確保しようかとか、そんな事ばかりを考えていました。

出産後半年位して少し心に余裕が生まれると、出産のお祝いにいただいた品々をゆっくり見てまわりました。その中に、遠い親戚の方から頂いた童謡のCDがありました。「早速かけてみようか」と思ったのですが、そもそもCDプレイヤーもなかったことに気づきました。独身の頃は、通学、通勤時によくポータブルCDプレイヤーで音楽を聴いていましたが、いつの間にか壊れてしまっていたのでした。結婚後は共働きで忙しく音楽を聴く余裕もありませんでした。「何でもいいから安いCDプレイヤー買ってきて!」と夫に頼んで買ってきてもらって、息子と一緒に童謡のCDを毎日のように聴くようになりました。
どれくらい聴いた頃でしょうか、ある日、息子が曲の決まった箇所でニッコリ笑ってこっちを見るということに気づきました。私もその箇所が好きだったので、一緒にニッコリ笑って合図をしたり。「この子は音楽が好きなのかな?」と思うようになりました。
ちょうど家の前にリトミック教室があったので、一歳になって歩けるようになったら行ってみようと思いました。
体験レッスンに行くと、同い年の親子が3組集まっていました。感じ良さそう。先生も優しそうな方。地下の防音スペースのような所で先生のグランドピアノに合わせて親子で歌を歌ったり体を動かしたりするような内容でした。早速入会することに。
それから約2年程、毎週親子で楽しく通わせていただきました。
このリトミックが、息子にどんな効果があったか正直分かりませんが、その後幼稚園入園辺りまでは、音楽が流れると自然にそれに合わせたダンスや体の動きをするようになったり、嬉しい事があると節をつけて歌ったり、スキップしたりするようになったので、そういう所に影響が出ていたのかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?