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月は異星人によって改造された空洞天体だ! ゼロ点エネルギーによる重力方程式で解明した新事実/ToM

すでに終了したアポロ計画の成果──。
あまり語られることはないが、それは太陽系に関する常識を大きく変えてしまったことにある。
そのひとつが、月にまつわる思いもかけない「新事実」だったのだ!

最新の研究によって、従来の月のイメージや常識が完全に覆くつがえされようとしている。

◉超科学レポート◉ 文=ToM

従来の理論を覆す新たなる重力

 2021年のことだ。日本の研究者とポルトガルのリスボン大学の教授の共同研究論文が「Russian Journal of Astrophysical Research」誌に掲載された。

「Russian Journal of Astrophysical Research」誌に掲載された、最新の重力発生理論に関する論文。

 そこでは重力の成因について、アインシュタインの主張するような空間の曲がりによるものではなく、物質と真空中のゼロ点エネルギーの相互作用によるものだと主張されていた。
 実は同様のアイデアは、旧ソビエト連邦(現ロシア)時代にもアンドレイ・サハロフ博士によって提唱されており、それをもとにアメリカのハル・パソフが、ゼロ点エネルギー場に生ずるファンデルワールス力(原子、イオン、分子の間に働く力の一種)による説明を試みたが成功していなかった。
 だがこの論文ではパソフのアイデアとは異なり、真空エネルギーを一種の流体場として考えることで、重力のメカニズムを説明している。すなわち真空エネルギーの場を、一種のエーテル場として考えたのである。

 真空中のゼロ点エネルギーについては、オランダのフィリップス研究所の物理学者ヘンドリック・カシミール博士が、平行に置かれた2枚の無帯電状態の金属板の間に吸引力が働くことを予想し、確かめる実験を提唱した。この力を「カシミール効果」と呼ぶ。
 金属板の間の電磁場は、2枚の板の間に整数個の波が立ったモードの重ね合わせで表現できるが、金属板の距離を変更すると、それぞれのモードの振動数が変わるため、エネルギーが変化することになる。
 金属板をきわめて短い距離まで接近させると、それらのモードは大きな制限を受け、極板間の真空は周囲の真空よりエネルギーが下がった状態に置かれ、引力を生みだすのだ。
 このカシミール効果は1997年、ロスアラモス国立研究所のラモロー博士らによって実験的に計測され、真空中にゼロ点エネルギーが存在することが確認された。これは、真空とはまったくの空からであるという概念に反して、何もない空の空間に信じられないほど大きな電磁気的エネルギーが存在することを示していた。

 その結果、主流派の物理学者であるジョン・ウィーラー博士とリチャード・ファインマン博士は、たったひとつの電球の領域内にある量子真空のエネルギーでさえ、世界中のすべての海の水を沸騰ふっとうさせるに十分大きな量であることを算出した。
 先の論文の執筆者たちは、この隠れたエネルギー源こそ、重力の源泉なのではないかと考えたのである。なお、彼らが求めた重力の式は、下図のようなものだ。

「ゼロ点エネルギーによる重力方程式」(上)と「ゼロ点エネルギーによる重力定数」(下)。論文の執筆者たちが求めた、重力の隠されたエネルギー源を探る式である。 

 実はこの式は、ニュートンの得た引力の公式と形は同じものだ。また、この式からは重力定数が真空中のゼロ点エネルギーの遮断周波数ωと、真空のエネルギー場の物質に対する緩和時間τ0の2乗に反比例することが示される。
 このことから、ゼロ点エネルギーの遮断周波数か緩和時間が変化すれば、重力定数も変化するということがわかる。すなわちゼロ点エネルギーの特性が異なれば、天体の重力も変化するのである。

アポロ計画で判明したさまざまな月の矛盾

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