WEEK14-3 誰でもわかるWEBとGoogleの基本 ユアユニで生涯、学びの道を!
こんにちは「師子吼する」です。前回の講座「誰でもわかるWEBとGoogle ユアユニで生涯、学びの道を!WEEK14-2」の続きです。
■インデックス
ロボットが集めたWEBサイトの情報はインデクサというコンピュータープログラムに整理整頓、検索エンジンが処理しやすいようなデータに変換されたり、古い情報から新しい情報に更新されたりしてGoogleのデータベースに登録される。古い情報から新しい情報に更新されたりもする。これを「インデックス」という。データベースには数千億のサイトの情報が登録されており、その容量は100ペタバイト以上つまり、1億ギガバイトを優に超えるような莫大なものである。上記のYouTubeの動画はその一旦を担っているであろうGoogleのデータセンターという巨大な施設のひとつが紹介されている。
インデックスで、データベースに登録されたサイトだけが、Googleの検索結果に出てくる。インデックスされていないWEBサイトは、どんなに語句を入れても、検索結果には出てこない。公開されたばかりの新しいサイトはクローラーにクローリングしてもらわないと検索結果に出ないといったが、それは新しいサイトはクローリングされないとインデックスでデータベースに登録されていないからである。また何らか不正行為や規約違反によるペナルティでデータベースからサイトの登録を削除される場合もある。この場合も検索結果に出てこなくなる。データベースからの削除はGoogleのスタッフの手動によるによるもの、削除された場合は、不正や違反を修正した後でGoogle Search Consoleというところから「再審査リクエスト」を行い、Googleのスタッフの目視による確認の審査に通れば、データーベースに登録が復旧される。またサイトを自分でWEB上から削除しても、検索結果には表示され続ける。ロボットはクローリングしても削除したサイトの何も見つけられないが、データーベースの登録まで削除したりはしない。なので、Google Search Consoleからサイトの削除要請を自分で行って、それでようやく検索結果からは表示されなくなる。
■ランキングとアルゴリズム
データベースの情報をもとに、Googleは検索窓に語句を入れたときの検索結果の表示の順位を決める。これを「ランキング」という、Googleは公式サイトでランキングで順位を決める主な要因は以下の5つとしている。
①検索意図の把握
②ウェブページの関連性
③コンテンツの品質
④ユーザビリティ
⑤文脈の考慮
検索結果の順位は以上の5つ要因や検索するときの単語と単語の組み合わせ、サイトの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定、サイトのコンテンツの鮮度などを考慮し、複雑で多岐にわたる計算方法で決められる。このような計算方法は何か問題を解いたり、何か作業をする上での手順やルールのことで「アルゴリズム」と呼ばれる。
例えば、電話帳で「松本人志さん」という人を探すとする。方法としては電話帳の最初のページからめくっていっても探せるが、これでは時間がかかるし面倒である。「松本人志さん」なのだから、「あかさたなはまやらわ」で電話帳のちょうど真ん中ぐらいからページをめくっていけばまだ早く探せる。「若林正恭さん」という人を探すときも「あかさたなはまやらわ」で同じように電話帳の真ん中ぐらいから探せば早い。このように内容を半分に分けて効率よく調べる方法は「二分検索法」という代表的なアルゴリズムの1つ。楽天市場やヤフーの検索結果の順位もそれぞれの独自のアルゴリズムで計算されている。しかしアルゴリズムはITの世界や検索結果の順位だけで使われているものではない。古代エジプトのアレクサンドリアの数学者エウクレイデスが編纂した数学書にある、2つ以上の正の整数に共通して割り切ることができる数(公約数)のうち最大のものである最大公約数を求める方法「ユークリッドの互除法」は世界最古のアルゴリズムといわれる。
なおランキングについては詳細を説明するとSEOに深く関わる話で長くなるので、次のSEOについてもっと掘り下げた講座で説明する。
■Googleは自治会
次にGoogle自体はどういうものかについて話をする。Googleは単なる検索エンジンの会社でもないし、IT機器の企業でもないし、広告会社でもない。Googleに一番似ているビジネスモデルは「自治会」である。自治会は祭りを行うために公園などのスペースを借りて、屋台や花火などの催し物を用意する。そうすると住民が集まる。住民が集まるとなると地元の企業などの宣伝のよい機会になるので、自治会に協賛金を払って祭りの提灯や看板やチラシに企業名を書いてもらう。Googleもこの仕組みとよく似ている。
Google(自治会)・・・自治会が公園などのスペースを借りて祭りの場所をつくるのと同じように、インターネット上にプラットフォーム(人と人、人と企業を結びるける場所)と後で出てくるがフレームというものをつくる。
クリエイター(屋台や花火などの催し物)・・・屋台や花火や催し物の役割をするのがGoogleのプラットフォームでコンテンツをつくるクリエイターたちである。ここでいう「クリエイター」は難しい専門知識が必要なコンテンツを作る人のことだけではなく、ただブログを書く、ホームページをつくるなどGoogleにただ単に何らかのコンテンツを出している人も含める。
ユーザー(住民)・・その屋台や花火や催し物を見るために集まって楽しむ住民のようにクリエイターがつくったコンテンツを活用するのがGoogleのユーザーである。
広告主(地元の企業)・・住民が集まればそこで宣伝しようと、地元の企業が自治会に協賛金を払って祭りの提灯や看板やチラシに企業名を書いてもらように、Googleに広告料を払い、クリエイターがつくったコンテンツを利用するユーザーに広告を見てもらうのが広告主である。
Googleでは以上の4つの役割しか登場しない。ではこの4つの役割の具体的な仕事は何か、
■Googleの仕事
上記はGoogleのプラットフォームの1つ、YouTubeのホームの画像だが、青枠で囲んだものが、先程出てきた検索バーやメニューがおかれているフレーム、このGoogleがつくったプラットフォームとフレームが自治体が祭りのために用意した公園のようなものである。もちろんGoogleはYouTubeだけでなくGoogle検索、Googleマップ、GooglePlayなどのプラットフォームがあり、それぞれにフレームがつくられる。それらにクリエイターたちが自分たちがつくつたものを出す。YouTubeにもGoogleがつくった動画はあるし、GoogleマップやGoogleドキュメントなどのアプリもGoogleが作っているが、Google自体が作っているコンテンツよりもクリエイターが作るコンテンツの量は比べ物にならない。あとGoogleはGoogle検索だけではなくYouTube自体の検索結果の順位決め方など様々なサービスのアルゴリズムを作るのが仕事である。
この続きは「誰でもわかるWEBとGoogle ユアユニで生涯、学びの道を!WEEK14-4」で解説します。
下記はYouTubeで誰でも見られる、竹花氏の動画と各HPです。よければ見てみてください。
URUオンラインスクール(ユアユニ)HP
https://www.ur-uni.com/
株式会社MDS HP https://www.mds-fund.com/
竹花貴騎(たけはなたかき)インスタグラム
https://www.instagram.com/takaki_takehana/
ブログをご覧いただきありがとうございました。
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