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嘘の理由

はじめに

むぎの部屋へようこそ。
ここでは私自身の過去、
日々の生活から得た学びを
お届けしています。
何か一つでも
持って帰ってもらえたら嬉しいです。

あなたは「嘘」をついたことがありますか?

ない、と胸を張って言える人って
いるのかな。

と、まさかの「人類みんな嘘つき」
というような前提になってしまいましたが、
今日は「嘘」について最近考えたことを
書いてみたいと思います。

「いい嘘」と「悪い嘘」

早速ですが、「嘘」って
いけないものだと思いますか?

多分いいものだという人はごく一部の方でしょう。

それくらい「嘘」=「悪いもの」
という先入観が根強いと思います。

しかし、「嘘」にも
「いい嘘」と「悪い嘘」の
2通りが存在するんじゃないかなと
思っています。

と言っても、
「いい嘘」「悪い嘘」というのは
これまでもいろんなところで
言われてきていたと思いますが、
今回ようやく自分の中である程度腹落ちする
結論に至ったというところです。

2種類の嘘。
どちらも「真実」を隠すために使うから「嘘」
なのですが、
隠そうとしている「真実」が与える影響によって
2つに分かれるのではないでしょうか。

ひとつは「真実」を知られることで
「自分が困る」こと

もうひとつは「真実」を知ることで
「相手が困る」こと

ざっくりこの二つに分けることができると思います。

前者は知られることで
「自分」が困ることを避ける。
つまりは自分を「守る」のための嘘です。

後者は知ることで
「相手」が困る、もしくは傷つくことにを避ける。
いわば相手を「守る」ための嘘です。

と、ここまでの解像度であれば
どこかで聞いたことがあるという方も
いるでしょう。

ただ私はそこからもう一歩踏み込んで、

「真実」を知る必要があるのに隠す「嘘」

「真実」を知る必要がないから
あえてつく「嘘」

という考え方もあるんじゃないかなと思いました。

世の中には「知らない方がいい」ことが
あるのも事実です。

それを踏まえて、
仮に守る対象が自分であろうが他者であろうが
「真実」を知らないと困る人がいるのに
つく嘘
「真実」を知らなくても誰も困らないけど
あえてつく嘘
捉えてみました。

「嘘」とうまく付き合う

少しややこしい話になってきましたが、
守る対象を自分、もしくは相手だけで
単純にいい悪いの判断って難しくないですか?

自分を守る嘘であっても、
それでも相手がハッピーならば
それを貫き通すことができれば
それは一概に「悪い嘘」だったとは
言えない気がします。

結果的に嘘をついても
物事がうまく進んでいるのであれば
その隠した「真実」は
別に知らなくても困らなかったこと
とも言えますよね。

こうみたら一方的に「悪い」とも
言えない気がしませんか?

反対に、相手のためと思って「真実」を
隠していたとしても
相手がどうしても知りたい「真実」だった時、
これは隠すのがむしろ「悪い」とも
捉えることができそうですよね。

結局自分の主観と相手の感覚には
一定のずれが生じます。

だからこちらが一方的に
良し悪しを判断しただけで
その通りに事が進む
とは限らないんですよね。

そして嘘は貫き通せればまだいいのですが
多くの場合どこかでバレます。
するとその時に
「あえて隠してくれてありがとう」
と言われるのか
「なんで言ってくれなかったんだ」
と激昂されるかはわかりませんよね。

だから嘘を使うことは
絶対悪とも言い切れず、
かと言って
手放しで賞賛できるものでもないと。

それを踏まえた上で
嘘を使うのかどうか、
というのはあくまでも自己責任
という結論になるのかなと思います。

おわりに

以前に「正義」と「悪」という
壮大なテーマで記事を書きました。

ここでも触れたように、
「善悪」の判断というのは
結局その当事者同士の主観によるもので
誰かが明示的に定義することができる
代物ではないんですよね。

今回の「嘘」というのも
まさにそういう複雑性を持った問題だと
考えています。

世の中には「真実」だと思っていたものが
「嘘」で、実は別の「真実」が存在した
なんてことはよくあります。

歴史上の出来事なんかも研究が進むことで
新たな発見によって事実が覆されることも
ありますよね。

だから今目の前にあるものが
全て「真実」である
という前提で生きるのがいかに危険か
と思うんですよね。

多分、人は「真実」だと信じていたものが
「嘘」だとわかった時に
深く絶望するんだと思います。

そういう意味では、「真実」なんてものは
ただの虚構で、世の中は何が「嘘」であっても
おかしくないというくらいの
マインドセットでいれば
「嘘」がわかっても平常心で
いることができるんじゃないかなと考えています。

「嘘」との付き合い方。

私もまだまだ模索していきたいところです。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。
ここには
他にも多くの記事が置いてあります。
もしかしたらあなたにとっての
気づきになるものがあるかも。
良かったら好きなものを
持って帰ってくださいね。

いってらっしゃい。

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