南国土佐の『よさこい祭り』
こんにちは
今日は地元高知県の熱い夏について書きたいと思います。
『よさこい祭り』とは
南国土佐 高知県では毎年『よさこい祭り』が開催され、今年で71回の開催となります。
コロナ禍でできない年もありましたが、基本毎年行われております。
今年は189チーム、約1万7000人の踊り子が高知の街を文字通り踊り歩きます。
舞台は「○○競演場」と呼ばれ、主に高知市中心部の道路で、今は17か所もあるようです。
もちろんその期間は、交通規制がされるため住民の方には不便をおかけしているようです。(すみません)
ちなみに、高知市中央公園には有料観覧席が、追手筋本部競演場では有料桟敷席もあります。
追手筋本部競演場は早い者勝ちで日陰になる上段は埋まっていきますので、気になる方は早めにどうぞ。
※ちなみに最終的に日陰部分は無くなりますので、帽子必須。
公式サイト:南国土佐・高知「よさこい祭り」公式ウェブサイト (cciweb.or.jp)
※北海道のYOSAKOIソーラン祭りは別物です。
※【よさこい祭りの観覧の注意】に追記があります。
■開催時期
毎年8月9日から12日までの4日間
9日は前夜祭 10日、11日が本番 12日が後夜祭 となります。
この期間は、高知県全体がよさこい祭り一色となります。
TVでも夜間問わず放送されます。
■参加グループ
『よさこい祭り』の参加ルールは4つだけ。
●鳴子(なるこ)を鳴らして前進すること
●曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズが入っていること
→「よっちょれよ よっちょれよ よっちょれ よっちょれ よっちょれよ 高知の城下へ来てみいや じんやも ばんばも よう踊る 鳴子両手によう踊る よう踊る ほいほい」
ま、読めば分かりますが「へいへい!高知の城下でみんな踊ってるから君もおいでよ。」です。
※個人的には「どけどけ、踊ってるだろ。邪魔だ踊らないならどけ」的なニュアンスも感じます(笑)
この歌詞が入っていれば、演歌でもレゲエでもロックでもなんでも有りです。そう他に歌詞を追加しても、他は全部音楽だけでも、自由です。
●1チーム150人以下
●地方車の使用(音楽を流しながら先頭を進む車。各チーム必要。見た目は痛トラック)
衣装も、演舞(ダンス)も歌も音楽も、上記を満たしていればどんなものでも参加可能です。
※申し込みは春くらいに公式HPより受け付けています。
※今年の申し込みは受付終了しております。
その中で、いかに自分たちチームの色を出すことができるか、そして楽しめるか。
とあるチームは地方車に和太鼓を乗せ、あるチームはバイオリンを奏で、あるチームはサンバの衣装で参加します。
もちろん思い出作りに参加するのもOKです。(熱中症を心配はするが)着ぐるみでも構いません。
他を気にするな。楽しければなんでもいいのです。
そして一部参加チームは、一糸乱れぬダンスと熱気で大賞(1位)や金賞を目指し数か月にわたって練習しています。
別に高知県に関りは必要ありません。
実際に全国から参加チームがいます。
■有名参加チーム
過去賞を受賞しているチームの中からおすすめを抜粋します。
よさこいとらっく(ちふれ):昨年大賞 「とらっくよさこい(ちふれ)」第70回よさこい祭り・よさこい大賞 - YouTube
十人十彩:昨年金賞 【公式】十人十彩 - YouTube
ほにや:昨年金賞 ほにやよさこい (HONIYA YOSAKOI) (youtube.com)
旭食品:昨年金賞 【公式】旭食品 第70回高知よさこい祭り (youtube.com)
四国銀行:昨年地区競演場連合会奨励賞 四国銀行2022よさこい踊り子隊 (youtube.com)
上記はかなり大手チームで、毎年人気があります。
(個人的推しチームは、ほにやです。)
しかし、『よさこい祭り』の良いところは知らないチームの踊りに感動するところでもあります。
上記で書いたように、基本的によさこい祭りは道を踊り歩きます。
観覧していると当然知らないチームも前を踊り歩きます。
各競演場におおよそのタイムスケジュールがあり(HPに掲載されます)、そこでチーム名を見れます。
もちろん、知らないチームだから盛り上がらないなんてことはありません。
高知を舐めないでください。
ちなみに島崎和歌子さんや広末涼子さんなど、高知県出身の芸能人も参加して高知県を盛り上げてくれます。
他にもYouTubeに昨年のものがアップされているものもありますので、ぜひ見てみてください。
そして今年はぜひ現地で見てみてください。
■というか何がいいの?
高知県は日本では南の方に位置しており、夏はかなりの暑さになります。
暑い時期に、わざわざ踊り歩かなくてもいいのではないか?
その通りです。はい。それがいいんです。
踊り子さんは開催期間中、何十回と同じ曲を踊ります。
競演場は長いので、1か所で何回も踊ります。
それでも一糸乱れぬ踊りを崩れぬ笑顔で披露します。
その真剣さ、頑張り、美しさは実際に見ている人の心をつかみます。
もちろん踊り子さんだけではありません。
先頭や最後尾で旗を振っている人、地方車(トラック)の運転手、チームによっては全て生歌でしている所もあります。楽器をトラックに乗せて演奏しているグループもあります。
何度も言いますが、1回通して踊って終わりではないのです。
それでも観客のいる所では笑顔を崩さず、『よさこい祭り』を盛り上げようとしている人たちを見て本当に感動します。
そして、暑い中警備をしてくださっている大勢の方々にも頭が上がりません。
ありがとうございます。
熱中症にお気を付けください。
あとは、純粋に高知県で生まれ育った人間として、『よさこい祭り』と聞くと血沸き肉踊ります。
お隣徳島県の阿波踊りの民謡を使わせていただくと、
「踊る阿保に踊らぬ阿保、同じ阿保ならお踊らにゃそんそん」。
【よさこい祭り観覧の注意】
いろいろあります。
■交通機関
・suicaは使えたらラッキーだと思え。
高知駅から電車移動する時、そもそもタッチする場所はありません。切符を買いましょう。
そう、suicaどころかスマホもタッチできません。
また、路面電車やバス移動が多くなると思います。
現金必須。そして観光客は皆同じように困ります。高知につく前に準備しておきましょう。
■電車が続いていると思うな。
高知市内なら問題ありませんが、遠出して西部もしくは東部にも行く予定を立てるなら必ず交通機関を確認してください。なんならレンタカーを借りた方が早いです。
土地柄、電車が高知県を網羅していません。今やっと高速道路を作ってます。
そんな土地です。バスは1時間に1本有るか無いかです。本当に注意して…。
多分レンタカーも市内でしか借りれないと思います。事前準備大事!!
電車は汽車、チンチン電車(路面電車)は電車
地元の人間に道を聞くときに「汽車」と言われたら電車です。
ちなみにアイスはケーキ。
■熱い、暑い
とにかく熱いし暑い。
南国という地名があるくらい暑いのです。
ちなみに土佐弁で「日焼けした」は「こげた」と言います。
そう。焼けるではなく焦げるのです。
■酒は水分じゃない!!!スポーツドリンクを飲め!
酒消費量上位に位置する高知県。昼間っから飲めます。
暑いからビールはとてもおいしく感じます。
分かります。
ですが、アルコールを水分と考えてはいけません。全部出ます。
いいからスポーツドリンクを飲め。
半日観覧するだけで、汗出し過ぎて本当に無味に感じるから。死ぬぞ。
■高知の人間と酒勝負しない
高知の人間は8割方、酒に関してはタガが外れています。
そんな人間と一緒になって飲んで、救急車で運ばれるようなことにならないでください。
挑んだ時点で負けです。楽しくなり過ぎないようにしましょう。大人ですから。
■個人的に必要だと思う持ち物リスト
必須:帽子、タオル、塩分飴、飲み物、日焼け止め、現金
→逆にこれが準備できない人は迷惑だから来ないでください。
本当にナメてると死ぬ。
その次に必要:日傘、着替えのTシャツ、タオルの替え
→替えは結局必要になる。絞れるほど汗かきます。
あった方がいい:扇子or団扇
→街で配ってくる時もあるが、みんな欲しいのでもらえない時もある。
商店街でも販売しているため、せっかくだから買ってもいい。
邪魔になる:キャリーバックなどの大きな荷物
→人も多いし歩ける場所も狭いので、ホテルに預けてから見に来てください。
キャリーケース足に当たるとめちゃくちゃ痛いので。。。
※コインロッカーが有ると思うな!下記参照↓
■観光地だと思ってくると大変だよ!
●そもそもそんなにホテルが無いのです。
そして『よさこい祭り』参加グループの人たちが泊まります。
そう。ふらっと行ってホテルに泊まれる保証はありません。
もし、『よさこい祭り』見に行きたいなと思ってくれた方がいれば、一日でも早くホテルの予約を!!
●コインロッカーも数がほとんど無いよ
もちろん高知駅内にはコインロッカーエリアがありますが、そもそも高知駅はきれいではありますが、小さな駅です。
コインロッカーもそこまで多くありません。
『よさこい祭り』の時期は、コインロッカー前に順番待ちしている人がいます。
ホテルに預けれる方は、そちらを優先した方がいいでしょう。
■北海道『YOSAKOIソーラン祭り』とは別物
「北海道のYOSAKOIソーラン祭りのパクリなんでしょ?」
↑これを高知の人間には言うな。絶対にだ。
ちなみに『よさこい祭り』は1954年8月開催なので、全然歴史が違います。
全員が全員、上記を説明してくれると思わない方が良いです。
マジで酒入った状態だと手出されても文句言えない。
絶対に言わないで。全然おもんないから。
【勝手におすすめ高知】
■かつおのたたき
高知県といえば、かつおのたたきか坂本龍馬。
私はにんにくとネギで食べるのが好き。
他にもポン酢や塩などいろんなバリエーションで楽しむことができます。
美味ければそれでいい。
(他の魚料理も美味いと思うので、ぜひ食べてみてください。)
■ひろめ市場
高知市帯屋町の一角に、ひろめ市場というところがあります。
大きなテントのような作りの中に、何軒も屋台?があり、大衆居酒屋のように飲み食いができます。
かつおのたたきや地鶏料理、ウツボ料理、ほかいろいろ高知県といえば!の料理と一緒にビールが飲めます。
ただ、人が密集するため、席は取れないことが多いです。
また、中は本当に暑いです。本当に。風は通りません。
冷房もあるみたいですが効きません。
■はりまや橋
日本三大残念名所とか。うん。まあ。うん。
ただ、『よさこい祭り』でよく聞くことになるであろう
「土佐の高知のはりまや橋で 坊さん かんざし買うをみた」
の歌詞にあるはりまや橋はここのことです。
うん。まあ、市内にありますし、近くを通ったら見てみてもいいかもしれませんね。うん。
■桂浜+桂浜水族館
桂浜はただの砂浜と海です。
ただ、坂本龍馬がこよなく愛した景色だと言われ、坂本龍馬像もあります。(高知駅前にもあります…)
桂浜水族館は…数年前からSNSでたまにバズったりしている小さめの水族館です。
ここは…好き嫌いが別れると思うので、行く前にSNSで調べてから行ってください。
行き方は路線バスが出ているようです。(車でしか行ったことない)
高知駅から約35分らしいので、もしよければ足を運んでみてください。
最後に
こちらに載せた写真は、全てコロナ禍前の2019年『よさこい祭り』で
私 ichi が撮影したものです。
顔が映っていないものを選びましたが、許可なく掲載し申し訳ございません。
当事者の方で不快に思われる方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
取り消します。
愛が大きすぎて長文になってしまいました。
また、慣れていないため読み辛く感じたかもしれません。
それでも、最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ今年は南国土佐 高知県で暑い夏を体験してみてはいかがでしょうか。
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