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I made a video recorded footage for one of my classes on a trial basis.


 いま、大学業界で遠隔授業(リモート授業)への対応・準備が課題となっている。

 オイラの所属している大学だと、夏休みまでの全講義、学生さんには大学に一度もきてもらうことなく、所定の単位を付与できるように、準備はしていく必要がある。

 で、テストとかはまた別途考えるとして、普段の講義については、具体的には、遠隔的な方法としては次の3つを考えている大学や先生が多いのではないか。


(a)ZoomやWebexなどを使い、リアルタイムでリモート会議のような状態で講義、ゼミなどを行う。

(b)リアルタイムでほぼ一方的な形で講義を配信する(システムなどが対応していれば、質問などは受け付けることができるかもしれない)

(c)録画コンテンツを作成し、それを配信していつでも見られる状態にしておく。


 うまくできるのであれば、臨場感があるって意味では(a)か(b)がいいのかもしれなけど、少なくとも100以上の人数がいる講義では、仮に教員側が十分な準備をしていたとしても、受信側の学生さんの方にまったくトラブルがないとも限らない。そうなると、(c)の方法も一応、視野に入れておく必要がある。

 それで、とりあえず、所属学部で、150人ちょっとの学生さんが登録してくれて、自分1人で担当している科目(「企業法Ⅰ」)について、(c)の方法で録画コンテンツを1つ作ってみた。


 収録はEverlecというアプリを使ってみた(←のリンクのHPをみると韓国の企業が開発しているものらしい)。このアプリは、大学が法人として利用の契約をしてくれていて、主にパワーポイントや、デスクトップ画面をキャプチャーして、それに音声をつけ、収録者の映像をワイプ的に取り込むことができるものだ。

 とりあずの機材に関しては、まえにnote記事↓で書いている。


 とりあえず、↑などの機材を用いて作成。で、50分弱に動画になったけど、編集(Premiere Proを使用)をちょっとして書き出したら、mp4ファイル形式でファイルサイズがだいたい1.35ギガバイト。

 所属大学の1回のアップロードの上限が2ギガなので、今回は、その枠内でアップロードできるんだけど、今後作る動画コンテンツはどのくらいのサイズになるかわからない(今回アップロードした動画の前に失敗テイクで作成されたときの生のファイルは同じくらいの長さで2.2ギガだった)。


 また、教員1人あたりの総アップロード量の上限もある(いまのところ、申請をしないと10ギガとされている)。これは、申請すれば増やせるみたいだし、今回の事態を受けて、デフォルトの総アップロード量の上限が増やされる可能性もあるみたいだけど、50分の動画で、少なくとも1ギガ以上〜2ギガ台。。。ってことを考えると、大学の担当部門が頑張ってくれても、ちょっと心許ない。。。


 あと、何より、こーいう事態なので、(c)の方式で、講義の録画コンテンツを作成する業界の関係者は日本中、世界中で、ものすごく増えるものと思われるし、他方で、そんな作業をしたことがない人たちがほとんど。。。って状態からのスタートなので、内容の作り込み方、そのプロセスなどはなるべく共有してよりいいものを、(学生さんたちにあきられたり、見捨てられても困るので)できるだけ早い段階で作らないといけない。

 なので、アップロードの制限のない(と思っているけど、YouTubeにも本当はあるのかな?)、で、講義の受講生だけではなく、一般の方々にも広くみてもらえて、もしかしたら、フィードバックがもらえて、改善がより有効にできるかもしれない。。。ってことを考えて、YouTube上に、オレのみで担当している講義の録画コンテンツを公開し、受講生の方々には、大学内のシステム(早稲田大学ではMoodleとよんでいる)にYouTubeのリンクを講義をアップロードしたタイミングでお知らせすることにしました(一応、所属大学にも、これで問題ないとの確認はとっています)。


 で、このnote記事などをみて、もしオイラの講義の動画コンテンツをご覧頂ける方のために今回の講義で使うレジュメを一応あげておきます↓


 で、動画本体は↓(このページ内では見づらいと思うので、その場合は、下の埋め込み動画の下の部分の「YouTube」と書いてある部分をクリックしてもらえると、YouTubeそのもののページに飛んで、大きな画面でみることができます)


 

 とりあえず、問題点が顕在化しまくり。

 わからないこと、これでいいのか?って思うこと、どうしたらいいかわからないこと、だらけ。。。


 とりあえず、大きな問題点だけ書いておくと、長さがこれくらいで適切か?(学生さんに無理はあるだろうけど、すごく負担をかけることなく見てもらえるか?)、↑の動画でもわかるように、本格的に講義に入ったときに、板書をよくするオレとしては、黒板(ホワイトボード)機能の有効な運用方法を見つけきれていないこと、が課題かな。。。って思ってます。


 そんなこんなで、次に収録する第2回の分は、Everlecではなくて、OBS Studioっていう、Macなんかでゲーム配信される方が使われているソフトを使おうかな。。と。で、そのうえで、iPadをAirPlayして、Mac上のペン入力可能なソフトを操作する、ってことで黒板機能になるかどうか試みてみようか。。。なんて考えています(ほんと、キーボードなどの周辺機器だけでなく、ゲームまわりの技術はその他の利用場面でも役に立つことが多いんだな。。。とつくづく思いました)。

 ってか、GoogleさんのJamboardを使って、iPad上のJamboardに書いた板書を、iMac上のブラウザに反映させることも考えたんだけど、Jamboardはどうやら、大学が法人としてG Suitの契約してくれないと利用が難しそうなんですよね。。。


 ってことで、本当に大変な事態になっているけど、今できる範囲で、大学での教育・研究が有効にできる方法を模索していきたいと思っているし、そのための情報交換や意見交換は大歓迎です。


 このnoteも、少しは、業界の関係者、学生さんの方々にもこの記事をご覧頂いていると思うんですけど、ほんと、体と人に迷惑をかけないよう、気をつけながら、んでもって、協力できるところは協力しつつ、お互い頑張っていきましょう!!


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  焦ってもだめだけど、早くこのキャンパス周辺にたくさんの学生さんが戻ってこれるようになりますように。



まだまだとても、サポートを受け取れる内容にはなっていないと思いますので基本的にサポートは不要です。でもでも、もしサポート頂けたら、何か面白くなりそうなことに使わせて頂きます!!