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わたしの北海道編愛話

雨の日の運転で、
歩道を歩く学生たちに水を跳ねやすいスポットとか
よく行くカフェやパン屋の定休日とか
お豆腐の豆乳ドーナツが売り切れる時間帯とか 
雪道でスリップしやすい踏み切りとか
暖炉の温度調節とか

北海道での暮らしで身についた 
色んなことを使うことがなくなって
心にぽっかりと穴が空いた感じの今日この頃。

つい2週間ほど前に、
北海道での暮らしに幕を閉じたのです。

.

帰ってきてからは
元々住んでいた家でまた暮らせることになり
2年数ヶ月ぶりの我が家に戻り
荷解き作業と役所や地元の銀行への手続きなど
やる事がたくさんあって

同時に、本当はまだまだ北海道に居たかった
自分の気持ちを整理する時間をもらいながら
半引きこもり生活を送っている今日この頃。


2年数ヶ月ぶりの我が家は
まるで私らを待っていたかのようで
まだ細々した片付けが行き届いていないとはいえ
家具の配置などがするすると決まり
"さぁ、これでどおだ"みたいな顔をしている。


ただ、北海道に行く前の我が家はまだ未熟で
人に言えないような喧嘩をした形跡が
壁にあちこち残っていて、その跡を見ては
「あの頃はお互い血の気が多かったね〜」と
恥ずかしくて情けない気持ちになるけど
家族の色んな思い出が刻まれている家。

35年宮崎から出たことのなかった私が
35年発起して一度地元を離れた今、
地元の良さと、地元の狭さ重たさとがあって
なかなか両手を広げて、みたいな気持ちにはならず
息苦しい気持ちは否めないけれど
帰ってきたからには仕方がない。

今の私は北海道ホームシックが甚だしいのは
重々自覚してる。

もういい加減よくない?と自分でも思うけど
苦境を乗り越えた場所というのは
やはり思い入れが強くなるのかもしれません。


右も左も分からないまま北国生活が始まって
宮崎では心がバラバラだった我が家が
大雪の雪かきをみんなでやったり
数ヶ月続く氷点下の生活を乗り越えたり
友達ゼロからたくさんの出会いに恵まれたり
"試される大地北海道"から試された私達は
一致団結したのは勿論のこと
自分でいうのも何だけど、
5人各々がどえらい成長を遂げた気がしている。

どんな変わりようだったかは
ザッと以下の通り。

壁が傷つくような喧嘩なんてしなくなり
お互いを認め、許し合えるようになった。
(2年喧嘩ゼロは過去最高記録!)

地元ではたくさんの目があった
子育てをする環境から離れた事で
世間とわが子の比較をしなくなった。
結果、親子の関係が温厚になった。
煩わしいママ友関係もゼロだったので
我が家は我が家に集中できたのです。
(どんなあなた達でもOk。生きてくれていたらいいと迷わず言えるようになった。)

生活の中で全く夫を頼らなかった
可愛気のない妻代表の私が
夫しか頼る相手が居なくなったことで
甘えたり頼ることができるようになった。
(ありがとう!助かる〜!が増えてラブラブに♡)

今だから言えるけど
宮崎にまだ居た頃は、
ストレスや疲れが酷く
感情が子供だった私は
怒鳴る叫ぶの子育てを平気でしていました。

それが、気づいたらこの2年で
嘘みたいに無くなったんです。

もう私、2年叫んでいない。笑

北海道での出会いも大いに影響してると思うけど
私が出会った人達は、
みんな過去に色々紆余曲折していて
おおらかで、ゆったり構えた精神の人が多く
「あさみちゃん、大丈夫だ。ゆっくりいこう。」
↑語尾の○○だ~は、北海道弁
と、何度となく抱きしめられたのでした。

抱きしめられるって経験も
男女間以外にそうそうなかったことで
最初は恥ずかしかった。

でも、人の体温を感じるあの瞬間は
恥ずかしさもあるけど、無性に嬉しくて
すごく満ち足りた気持ちになるもの。
会う度にハグしてると、
段々とその人と気持ちよくハグできる体勢が掴めて
しっくりきはじめる。


多分北海道にも意地悪な人も
執念深い人もいると思うけど
少なくとも私が出会った人達には
そういう人が居なかった。

地元にはたくさんいたのに(笑)
意地悪な人種は絶滅したのかしら?と思うくらい。

そういう中に暮らしていたからこそ
地元に帰るという話は、
ずっとザワザワしていました。

しかし、ずーっと生涯ほのぼの暮らすために
北海道に一時移住したわけではなく
北海道留学の2年で培ったことを
居心地の悪い地元で実践するために
北海道時間はあったのかもしれない気がしている。
(自分を納得させるのに精一杯感😭)


何はともあれ
またとない体験をしたこの2年。

家にいながら遭難レベルの雪だったある時😆


自分に第二の故郷が出来るなんて
思ってもみなかったけど、
かけがえの無い出会いと
思い出をもたらしてくれた北海道に
ただただありがとうの気持ちです。

それは宮崎という場所での出会いも経験も
同じ尊さなのかもしれないけど、
南しか知らなかった私が
北を経験したという誇らしい気持ちと
へなちょこな自分に少し自信が持てたことが
単純に嬉しいのかもしれないなぁと気づいてる。


保育園に行き渋っていた子が
お迎えに行ったら「まだ帰らない~!」と
泣き叫ぶような、まるであんな感じの心境(笑)

自分って本当面倒くさい人だなぁと思う。

でも、これが私がこの世を生きる為に選んだ役柄。
私が大切にしなくて誰が私を大切にするわけ?と
思ってる。

運命とか神とか宇宙とかスピリチュアルとか
そういうジャンルを扱う仕事をしているけど
人間らしい、この面倒くさい感情体験も
邪魔しないであげたいんですね。


だって私達は、
神になるために生まれたんじゃない。

人間をマスターするために
喜怒哀楽を堪能するために
人間になったんだから。

.

私の北海道編愛ぶりを見ていて
「私も北海道に住んでみようかなぁ。」と
もし思う人がいたら 応援します🌲🌲🌲

決して容易くはないけれど
海外留学に匹敵する経験値がつきます。笑

みんないい顔✨
すんごい愛のパワー❤️
たくさん語って笑えるメンバー
大好きだ~❤️


また必ず会いに行くね❤️


AsamiのA〜😆❤️

 

北海道贔屓snsですみませんだけど
アウトプットしないと前に進めないから
綴らせてもらいました。

読んでくれた皆さんありがとう。

宮崎あっての北海道。
北海道あっての宮崎。

どちらが欠けても今の私はないから
どちらにも感謝しています。

さてさて、
お片付けはまだ続く〜🧸📦

Asami


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