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日本の世界デジタル競争力ランキング(日本の強みと弱み)

日本はGDP世界3位(今の中国の数字が正しければ)と言われ、世界でも注目されている国です。しかしデジタルの領域においては、必ずしもそうだとは言い難い状況であることは誰もが知っている事実です。

そして現在、デジタルが基盤となり、様々な産業がデジタルの上で成り立っていこうとしている状況の中で、このデジタル後進国、日本は今後、世界と戦って行けるのかが大きなポイントになり、そしてこの改革は、今までの座組みや、考え方を根本から変える必要のあるものだと感じています。

そしてそもそも日本の文化として変化する事を、あまり好まない風土自体に大きな問題があると思っています。私たち日本人として、世界で戦う上で大事なことは変化することを望み、変化と共に成長する土台作りを実行する必要があるという事です。

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GDP世界3位の日本が、デジタル競争力ではアジアの中でもTOPにならず、世界の中では更に低い順位になります。。(上記)

実際世界の検索エンジンでもアメリカにはGoogle、Bing(Microsoft)、中国は百度、韓国はNAVER、ロシアはYandexがありますが、日本では国産の検索エンジンが生まれませんでした。。

そしてクラウドにおいても、AWS、Azure、IBM等で、日本国産のクラウドサービス事業者が、これまた生まれませんでした。(日本国産を産むことが出来ませんでしたが、しかしこれからの技術革新では是非国産サービスが世界を獲れるように一人一人が意識していきたいと思いますね)

世界デジタル競争力ランキングは、スイスのビジネススクールIMDの研究所「IMD世界競争力センター」が、世界主要国63ヶ国・地域を対象に、デジタル競争力を分析・評価しているものがあり、IMD世界競争力センターといえば、30年続いている「世界競争力ランキング」も有名です。

そこで日本は何と不名誉な事に4つの分野で最下位(63位)の項目があるのです。

+ 国際経験(知識)
+ 機会と脅威(将来に対する備え)
+ 企業の機敏性
+ ビッグデータの活用と分析

上記の事柄が日本のデジタル競争力を押し下げているいくつかの理由との事でした(とても残念な事ですが。。。)。

しかし逆に日本が誇れるデジタル競争力(上位にランクイン)があるのも事実です。それを以下に記載します。

+ 高等教育における教員と生徒の比率(知識)
+ 携帯通信の加入者(技術)
+ 無線通信(技術)
+ 世界におけるロボットの流通(将来の備え)
+ ソフトウェアの著作権対策

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日本のデジタル競争力として全てが悪い訳ではなく、世界に誇れる素晴らしい一面もあることを認識しながら、しかし改善すべきポイント、改革すべきポイントを明確にすることで、今後の対策を各個人が意識し、行動に移すことができると思っています。

特にデジタルの世界はトライ&エラーをし、改善ポイントを洗い出し、すぐに次のアクションにつなげる事が容易です。このデジタルの良さを、素直に取り入れ、改善スピードを高める事ができれば、日本も再度世界に羽ばたく大きなチャンスがあると信じています。

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