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デジタル庁新設(縦割りの打破:中央集権から分散型へ<覚悟>)

菅新総理になり、デジタル庁設立(縦割りの打破)を公言し、これを実施するにあたり、デジタル後進国と言われた日本を、どのように立て直していくかは、直近の課題であり、とても大事な施策の一つだと思っています。

しかしこのデジタル改革は、管理運営の本質すら変革をさせてしまうことになり、その覚悟があるかどうかが大きなポイントになると感じています。

今までの日本は、ほとんどの役所や管理が中央集権です。しかしデジタル改革とは、正に中央集権を壊し、分散型にしていくことだと思っています(ブロックチェーン技術もその一つ)。

つい先日以下のニュースをみました。そこに以下の文言の記載があり、本当に覚悟があるのかどうか、ちょっと疑問を持ってしまいました。

”仕組みは、医療機関が電子処方箋をサーバーに登録し、薬局は患者の本人確認をした上で、サーバーから電子処方箋を取得するという流れを想定している”

電子化することがデジタル化ではなく、運営管理そのものが、中央集権ではなく分散型(ブロックチェーン技術)に様々なジャンルで移行していく道標を作っていくことが、本当の意味でのデジタル化ではないかと思っています(実際分散型でやれば、もっと安い予算で実施できるのではと思いますし)。それこそ今役所改善の一つの文書管理も、ブロックチェーンで解決できる可能性があります。

デジタル庁は、現在の省庁の縦割り文化を打破し、デジタルという考えで、横串に省庁をまとめ上げる思想、構想は高尚なもので、私も賛成ですが、しかし、その覚悟(中央集権から分散型にしていく覚悟)が、どれほどあるかが一つのポイントになると感じています。

中央集権から分散型にしていく覚悟は、正に各省庁との戦い。今まで各省庁が守ってきた既得権益(中央集権だったからこそ)を、打ち破る覚悟を示す時が、そんな遠くない将来にくると思います。

その時に国民に示す道標、もしくは結果を期待しています。

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