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F2後継機、日本主導、日米共同開発、最終調整

かつて戦前は、航空機大国だった日本でした。しかし1945年の太平洋戦争に敗れたのち、GHQによって航空機の研究・設計・製造を全面禁止されました。それまでの航空機資料等はGHQに没収され、破棄されました。

GHQの方針として、日本の重工業を全て再起不能にし、農業小国の大したことができない国にすることで、アメリカに経済依存させ続ける事が目的でした。

しかし1950年、朝鮮戦争が勃発し、物理的に近い、日本に軍用航空機の点検・修理の依頼をする方が効率が良いと考え、その時に三菱重工等の旧航空機メーカーにお願いし始めました。

このような歴史の経て、今になっては米軍の戦闘機の修理・点検の日本の技術は米国よりも上だと評判を呼び、確固たる地位を気づいてきました(そして1977年前後にF1<国産戦闘機>を製造します)。

正に日本周辺は不安定な状況にあり、このような状況を打破するために、F2後継機の製造は急務なことでありました。

F2という戦闘機は、日本国産戦闘機です。日本が自ら製造してきたからこそ、日本人のツボ、もしくは日本人が求めている物を備えている、とても素晴らしい戦闘機なのです。

そして日本の環境にとって、このF2は、とても必要な戦闘機なのです。このF2を日本がリードして米国と製造・開発できる環境に持ってきたことは、日本の防衛を考えると、とても大きな一歩だったと言えるのです。

例えば日本とアメリカの環境で言えば、日本は島国です。アメリカは大陸です。アメリカの場合、まず本土の周りに艦隊を整備し、その艦隊を守るための戦闘機です。しかし日本は艦隊ではなく、日本本土を守るための戦闘機が必要なのです。

そして、そのF2後継機を日本主導で米国と共同で開発することになったことは、日本国にとっても、とてもよかった事でした。

そしてこのF2、そしてF2後継機はアジア諸国の方々も必要になると思います。なぜなら日本と環境が似ているからです。アジアの国々は、基本それぞれが小さい国であり、大陸ではなく、日本と同じような環境です。そうなった場合、アメリカのような艦隊を戦闘機が守るような体制ではなく、本土自体を戦闘機が守り、そして大陸の艦隊を戦闘機で駆逐する必要があるからです。

今、日本が置かれている環境は、正に不安定であり、地理学的に敵国となり得る国が多く存在しています。このような環境の中で2,000年以上、国が変わる事なく「日本」という国が存在してきており、正にそれは世界で一番歴史の古い国になっています。

そのような国を守り、更に反映させる事のために、精進する事に誇りを持ちながら、日々人生を邁進していければと思います。

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