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中国からの脱却(日本企業の国内回帰)

コロナの影響で全世界の経済に大きなダメージがあり、日本の4-6月期GDPも、年率27.8%減と戦後最悪(リーマンショック以上)になりました。(年率にする理由は、分かりませんが、慣習みたいですね。。)

人の流れが止まり、モノの流れが止まってしまった今回のコロナショックから、中国でモノを作るリスク、そしてこのようなパンデミックがもし今後もあるならば、モノの流れが止まってしまうリスクもある事から、国内回帰をサポートする流れになりました。

特に今回政府はメインとして考えている業種は、マスクや医療器医、そして健康や生活に関する企業を中心に国内回帰(もしくは第三国)を促そうとしています。(工場の過度な集中を避けるため)
そのため政府は緊急経済政策の一環として約2,200億円の補助金をつけ、国内回帰、もしくは第三国への移転の支援を実施しました。その結果、数多くの企業がこの支援を受けたいという事で、かなりの数が殺到したそうです。

結果)
・6月締切:応募約90件(総額996億円)
   57件採択(総額574億円)<倍率約2倍>
・7月締切:応募約1670件(総額1兆7,640億円)
   残額が1,600億円程度しかないので倍率は約11倍(10月に採択)

今後の補正予算で、もしかすると予算の増額があり、より多くの企業の国内回帰をサポートする可能性もありますが、とても良い流れだと思います。

過度に進んできたグローバル化の流れを、再度国内回帰を中心にジャパンファーストを推進し、国内に雇用の需要を再構築し、コロナの影響で下がってしまった雇用率を再度巻き返す良い機会になればと思います。

働ける環境をまず用意することは経済を立て直すためのベースになり、その環境を構築する重要性を理解していると感じます。日本はまだデフレも抜け切れてない、そして増税の悪影響を受けていたときに、今回のパンデミックを受け、更に大きなダメージを受けましたが、ここから巻き返しをしていくと信じ、そして自らも行動に移せたらと思います。

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