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0013:カラダのヒミツ

前回に引き続き、死についてもうちょっと掘り下げましょう。

死んだらできなくなること

ご存知のとおり、死んでしまうと、カラダがだめになってしまい、この地獄で何かをすることができなくなります。

0007で述べたとおり、わしらは三つのパーツからできています。そのうちの一つをなくしてしまうわけです。

ですが、それによって出来なくなることは

地獄で他の物質に触れること

だけです。だけ、とはいえ、地獄でわしらがすべきことは、突き詰めて考えれば、本当にこの「他の物質に触れる」ことだけなので、これができなくなる=地獄ですることが一つもなくなる、ということなんですけどね。だからみんな、天国に帰っていくんですけど。
(^~^; )

自ら物質となることで、地獄で他の物質に触れ、その場に影響を与えられる能力、それが地獄でのカラダの働きなわけですよ。

それを失ってしまうのが「死」という現象なわけですが、わしらが死によって失ってしまうのは、実はこの地獄に存在するカラダというパーツの、物理的部分のみです。

物理的部分?

賢い汝らは、きっと「なにそれ?」とお思いかと思います。

いやね、この地獄に存在する物質というのは、3次元空間に表現されたCGみたいなものなんですよ(!)。天国から見たら、3次元空間はわしらが紙に描いた絵を見るような感じで眺められます。不思議ですね。
(^~^ )

物理的部分、と書いたのは、地獄に物質でCGのごとく描かれた物理的な肉体ではなく、三つのパーツの一つとしてわしらにくっついている本来のカラダは、死んでしまっても、なくならないからです。

カラダとは何か

わしらが死を体験したあと、そこにはダメになった自分の肉体を眺めている自分がいる、と言われています。臨死体験なんかで、ちょいちょい報告されているアレです。

その時、ダメになった肉体の方ではなく、自分自身を見てみると、半透明なカラダが見えた、なんて話もあります。服も着ているみたいですね。不思議です。

そういう、半透明なカラダと、死んだ自分が見ている、元の肉体と、どう違うんでしょう?

あのね、さっきも触れたけど、大事なことだから、よく聞いてくださいね。

わしらの『肉体』は、地獄という仮想空間に描かれた、3Dグラフィックスです。

地獄は、物質という、他の物質を貫通することができない存在で構成されています。

他の物質を貫通できない、という性質を持っているので、わしらは物質でできた肉体を使って、他の物質(他の生き物の肉体を含む)に影響を与える・・・平たく言えば「さわる」ことができるんです。

でも、今のわしらの肉体というのはあくまで、地獄という空間に、物質というもので描かれた『絵』に過ぎないんです。

わしらは、その『絵』に、わしら自身を構成する三つのパーツを重ねて、地獄で生活している間、それを自分自身として認識するようにして暮らしています。

そして死を迎え、カラダ物理的部分(肉体)が物理的限界により使用できなくなったとき、わしらはその部分からペリペリっとはがれて、本来の三つのパーツに戻るのです。

この辺の話は「空間とは何か」という話とつながってきます。おいおい紹介していきますが(転載注:0028辺りから始まります)、今はこの程度にしておきますね。ものすごく長くなりますので(笑)。
(^~^; )

カラダの本来の役割

では、結局カラダとは一体何なのでしょうか。

死んだあと、カラダの形が、仮想的に残ると話しましたよね。それを、生きている者が、何らかの方法で観測すると、それは幽霊と言われる状態になります。

世の中、幽霊が見える人がちょいちょいいると言われますね。常に見え続けている人から、何かのひょうしに気配だけ感じる人とか、全然わからない人とか、色々ですけど、まぁ見えるという人が全員嘘をついているとは考えにくいので、やっぱり幽霊はいるんだろうなとわしは思います。

さて、わしらが死んだあとは、全員いったん幽霊になります。霊感のある人がいようがいまいが、なります(笑)。幽霊とは例の3つのパーツ、すなわちココロと、アタマと、カラダ(肉体でない)を持った存在です。

物理的な肉体はもうないのに、カラダはまだあるんです。どうしてなんでしょうか?

答えは割とシンプルです。それは、汝と他の生き物(死んでいるときもありますが)とを、区別するための、区切り線みたいなもんです。

わしと汝は違う人間でしょ? その境い目です。

すべての命は、一個の大きなカタマリのトゲトゲの先っちょなんですが(!)、全部同じだとじゃんけんができないので(笑)、便宜上「私」と「あなた」に分けてあります。

その分け目が、カラダというものです。

カラダがあるおかげで、この世界は「私」「私以外のなにか」に分けられます。実は、これこそが本来のカラダの役割なので、物質的な部分としてのカラダ(肉体)があるかないかは、あまり重要でなかったりします。

いや、地獄に存在し続けるには、物質的な部分も大事なんですけどね。今はすごく大事だけど、天国ではさほど大事ではない、ってことかな?
(^~^; )

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長くなってきたので、一旦区切りますね。毎回書きますけど、わしの話は、信じ込まないように気をつけてくださいよ。全部でたらめかもしれませんからね。
d(^~゜ )

次の話:(0014:カラダからココロへ
前の話:(0012:人間死んだらどうなるか
これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)