0010:天国の記憶
前回の話を、ちょっと振り返りましょう。大事な話ですからね。
この世は、地獄です。
あの世は、天国です。
文字にすると、すんごいシンプルですね(笑)。こういうの大好き。
(^~^ )
死ねばいいのか
ここまで読んでくださった汝なら、こんな疑問が浮かぶんじゃないかと思います。
「じゃぁ、人生が辛いなら、自ら死んで天国へ戻ればいいのか?」
うーん、わしの見解では、それはちょっと違うんですよ。
時間と空間の話(いずれ書きます)になっちゃうから、今は結論だけ書くけど、現状死んでいない汝は、自死に成功していないので、天国に戻れません。いや、戻らないつもりでいる、が正しいかな?
・・・いや、正直この話はまだ「?」だと思うので、これくらいにします。
それよりも・・・前にも少し書いたけど、わしらは
自分から進んで、地獄に生まれてきている
んですよ。なぜなら地獄でしか、体験できないことがたくさんあるからなんです。
なので、生まれてくる前はたいてい「わー今度の人生面白そう!ワクワク!」と思っています。信じられないかもしれないけど、本当です。
d(^~゜ )
(わしの言うことを、信じないでくださいね・・・)
ただし、一度地獄に生まれてしまったら、その前の世界のことは全部思い出せなくなります。それがルールだからです。
じゃんけんの醍醐味
なんでそんな厄介なルールがあるのか? 実は、ちゃんとそれにも理由があります。
前にちょっと、じゃんけんのことを書きましたよね?(0009)
汝の右手と左手で、じゃんけんをしてみたことがありますか? やったことない汝は、今すぐやってみて下さい。すぐできますから・・・で、面白かったですか?
(^~^ )
もちろん、右手も左手も、あなたのアタマが司令を出して、グー・チョキ・パーのどれかを出しますよね。当然、出す前に、両手がそれぞれどの手を出すか、知っているはずです。
だから、勝負の行方が、はじめから分かっていますので、左右任意の方に勝たせたり、わざわざあいこにしたり、自由自在なわけですよ。
まぁ、最初のうちは面白いかもだけど、結果がわかっているので、勝負のドキドキ感とか、勝ったときの嬉しさとか、そういうの、全然なくないですか?
(^~^; )
だから結局、じゃんけんをして勝って嬉しかったり、負けて悔しかったり、あいこでドキドキしたりとかって、やってみないとわからないようになっているから、それが「勝負」になるんです。
地獄のルール:生まれる前のことは覚えていない
実はね、わしらは、生まれてから死ぬまでに、どんな体験をするのかを、ほぼ全部決めてから生まれてきます。
ほぼ全部、です。
ちょいちょい修正が入ることもありますが、大きなイレギュラーはほぼありません。
えーーーー!
とびっくり仰天の汝も、沢山いらっしゃると思います。分かります。わしもこれに気づいたときは、びっくり仰天しましたから。
(^~^; )
汝が明日どこへ行って何をするか・・・例えば、昼ごはんに何を食べるのか、その食べ物が体内でどのように消化吸収されて、体のどこにどんな影響を与えるのか・・・そういうめちゃくちゃ細かいことまで、すでに決まっています。いや、
自分で決めてから、生まれてくる
が正しい表現です。自分で決めてくるんです。
これは大事なことだから、よく覚えておいてください。
この地獄では、偶然起こることは、一つもありません。
ただの一つも、ありません。すべて厳密かつ正確なコントロールのもと、出来事が発生し、わしらの体験が生まれます。
それらのことを、一字一句全部決めてから、わしらは生まれてきます。
だから、なのです。
わしらは地獄に一度入ってしまったら、天国で「地獄に行ったらやろう」と決めていたことを、ほとんど思い出せないようになっています。両手でじゃんけんしても、つまらないからです。
明日起こることが全部わかっていたら、どうですか? どんな素敵な体験も、台無しになってしまうと思いませんか?
例えば、友達と遊びに出かけて、楽しいおしゃべりをして、美味しいケーキを食べて、充実した休日を過ごすことが、予め分かっていたら、いや、すでに前日に脳内で全て体験していたら。
友達との会話の内容、ケーキの味や食感、カラオケで友人が歌う曲順などが、全部前の日に『体験済み』だったら。
翌日出かけて、同じ体験をもう一度して、同じだけの爽快感と充実感を得られるでしょうか? ちょっと無理ゲーじゃないですか? デバッグ作業かよ(笑)て話です。
(^~^; )
だから、わざわざわしらは明日起こることを知らないんですよ。
だからこそ地獄には、そういうルールがあるんです。
ま、このルールも、自分で決めてくるんですけどね・・・そのへんはまたおいおい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここら辺は、結構大事な話かと思いますし、多くの汝らの理解を超える内容になるのではないかと思うので、次回もまた詳しく話しましょうかね。
だけど、やっぱり『全部デタラメかもしれない』と、心のどこかで思いながら、読み進めてくださいね。
(^~^; )
次の話:(0011:レコードのミゾと人生のナゾ)
前の話:(0009:地獄と天国)
これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)