マガジンのカバー画像

ジンセイのトリセツ(モトの話④上級編)

36
【更新終了】癒やさない!【解かる】スピリチュアル理論シリーズ『モトの話』第四弾!またも本にする前に、書きながらお試しで連載をしてみます。フィードバックなど頂けるとありがたいです!!
運営しているクリエイター

#モトの話

はじめに ~ジンセイの正解は【モト】にあり!~(ジンセイのトリセツ)

◆ジンセイとは何か? この本を手にとってくださった読者のみなさんに、まずは質問です。  人生とは何だと思いますか?  大事なことだから、もう一度問います。  『人生』とは『何』だと思いますか?  ……いやいやいや、こっちが聞きたいんやがな! せやからこんなタイトルの本をわざわざ買うて読んどるんやんけ! とお思いになった方も多いでしょう。  実はこの質問は僕が今まで書いてきた【シリーズ:モトの話】の本、すなわち 『ニンゲンのトリセツ』(モトの話①【入門編】) 『カン

【8日目】天国と「帰る場所」(ジンセイのトリセツ)

◆【天国】は「帰るところ」 「この世」というのは僕が【地獄】と名付けた【大いなる矛盾】の支配する世界で、そしてそこには「誰も知らない」というルールがある、というのが前回の話でした。僕たちの誰もが「どうして生まれてきたのか」「なぜ、いつ死ぬのか」知らない状態で生きなければならない世界なんです(まさに地獄ですね)。  ちょっと思い出してほしいのですが……【5日目】に「地獄があるんだから【天国】もある」という話を書いて、その前提条件として「誰も知らない世界」の話になったんですけど

【10日目】人生は『いつ』終わるのか(ジンセイのトリセツ)

◆人はいつ死ぬのか ちょっと難しくなってきたので、前回までのことを箇条書きでまとめてみます。 「一切皆苦」である、今いる世界【地獄】でないと達成できない「用」をするために、僕たちは【天国】の世界からわざわざ来ている。 ただし【地獄】に生まれてしまった段階でその辺の事情を全部忘れる(知らないことにされる)。そうでないと『じゃんけんができない』から。 死なないと【天国】には戻れない仕組みなので、用が済んだら死んで【天国】に帰っていく。  こういう『仕組み』があるのだ、とい

【11日目】レコードを回す、セーターを編む(ジンセイのトリセツ)

◆おならがクサい! という『経験』ができるのはなぜか 前回も難しくて、人によっては衝撃的だったのではないでしょうか。要は という話だったんです。これはいわゆる「運命」……たとえば「将来結婚する相手と赤い糸でなんちゃら」とか「いつか死ぬ運命にある生き物がなんちゃら」とかいう『生ぬるい運命論』ではなく、もっともっと、ずっとずっと厳密な「人生史」「ジンセイのシナリオ」のようなものです。  もうね、本当に「何時何分何秒、誰がどの場所でどの方角におならを出す」のレベルで、正確に決

【12日目】海賊探検ボートと「後悔」の仕組み(ジンセイのトリセツ)

◆『時間の構造』と過去のやり直し ついに『時間の構造』という話になってきました。  どうしてこんなSFみたいな話が大事なのかというと、多分これを読んでいるほとんどの人が一度は考えたことがあること……そう、 という疑問の答えに直結しているからなんです。  結論から言ってしまうと、過去をやり直すことはできません。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいに、タイムマシンに乗って過去へ! なんていうことは……多分できるようにならないと思うし、時間の構造というものを理解すると

【13日目】時間というシナリオが『修正』されるとき(ジンセイのトリセツ)

◆時間には「シナリオ」があるが 今回は……「時間の修正」に少しだけ触れようと思います。  本当はエキスパート編でしっかりと『時間の構造』を語った上でこの話をしなければ、完全に理解するのが難しいのではないかと考えているのですが、やっぱりここで少しだけ触れておこうと思ってます。なぜかというと、前回の話 『未来は、すでにある』 という内容は、人によってはちょっと「絶望的」すぎるのかな、と思いまして……。  いや、内容自体は、本当にそのとおりなんです。僕たちが というのは、

【14日目】ガリレオの気持ちと『運命』(ジンセイのトリセツ)

◆歴史は『プロセス』である 難しい話が続いていますが、このウラにある「理論」はもっと難しくなります。ですから、上級編の最初にお伝えしたように、理論の先にある結論だけ先にお伝えしています……。今日は「運命」の話。  その前にちょっと『時間とは何か』について復習を。  時間というものは「起こること、起こる順番、起こる時刻」全てが宇宙全体ですでに決まっている、という構造をしていて、その中に「あなたのジンセイ」というものが組み込まれていて、その他の生き物、そしてその他の人物の「ジ

【15日目】他者と『一人ぼっちの世界』(ジンセイのトリセツ)

◆登場人物であり、主人公でもある『他者』 『運命』というものがどういうものか……それは時間という強制的な流れに沿って進む『シナリオ』のようなものだ、という話をしたところで、今回から『他者』というものの話をします。なぜなら、あなたの人生の「登場人物」であるこの『他者』というものが『何』なのか? という知識が、あなたの人生にとってとても重要だからです。この『他者』がいないことには、どんな【個別のドラマ】も起こり得ません。僕達の人生というものは だったですよね?  実はこれまで難

【16日目】命の個数とカラダという『境い目』(ジンセイのトリセツ)

◆カラダという一人ぼっちの【境い目】 というわけで、僕たちは「自分をやめられない」世界に生きています(地獄ですね)。これは全員がそうで、人間に限らずあなたが昨日の夜キッチンでぶち殺したイニシャルG(初級編参照)もそうなんです。あいつらはたくさんいるけど個体はやっぱり個体で、その中の「意識」にあたるものは、他の個体になることができないわけです。  こういう構造を【ひとりぼっちの世界】と名付けました。僕たちは全員この【ひとりぼっちの世界】を背負って、次々にやってくる【関わりの網

【17日目】『個』とは何か(ジンセイのトリセツ)

◆『指の顔』実験 【16日目】で紹介したとおり「命というものが何個あるか?」という疑問の答えは「一個」でした。この「一個の大きな命のかたまり」から、すべての命が「分割されて」存在している、というのが僕たちがこの地獄で『個』と呼んでいる命のカタチだ、という結論なんですが……  では、その『個』と『個』はどういう関係性を持っているのか? というのが今日の話です。これにもわかりやすい(?)例えを用意しています。  まず実験です。自分の手の指の爪に顔を書いてもらいます(実際に書かな

【18日目】『うにのトゲ理論』命はうにの形だ(ジンセイのトリセツ)

◆あなたは、わたしである 上級編ではこれまで、死後の話から時間の構造の話、関わりの網目の話や命というものの正体の話をしてきましたが、どうしてこういう話を長々としているかというと結局は 幸せに生きるにはどうしたらいいか? という話をするためです。そしてそのために絶対に避けられないのが 他者との関係性 という話なので(【個別のドラマ】の全ては【関わりの網目】だから)、ですからしつこくこの『他者』というものの正体を探ってきたわけです。  前回の話でようやくこの『他者』とは

【19日目】人間社会にひそむ『大いなる矛盾』への疑問(ジンセイのトリセツ)

◆人生とは何か?という疑問の『答え』 では今回からようやく「ジンセイ」というものの『取扱説明』に入ります。あなたも僕も、やっとここまでたどり着けましたね。  さて、人生というものは「何か」という話がやっと終わりました。 というのが、この質問の「答え」にあたるものです。  これだけでも、今までの「18日分」の話を聞いていないと、チンプンカンプンでさっぱり分からないはずです。でもちゃんと読んでくださったあなたには、理解できるはずです……よね?  問題は、実は「人生とは何かが

【20日目】究極のモトあつめ『許すこと』(ジンセイのトリセツ)

◆幸せって何だっけ これまでの話にあったとおり、この世界は【地獄】でして、地獄には【大いなる矛盾】というルールがあるのでした。そんな恐ろしい世界に生きている僕たちに というものはあるのでしょうか?  ……ありますよね? 「24時間ずっと幸せ!」という人は少ないでしょうが、少なくとも「24時間ずっと不幸!」という人はそんなにいないのではないかと思うんです(そう思っている人は、もうちょっと自分の人生をよく、よく振り返ってみてください……トイレをガマンしてたとき、個室に飛び込ん

【21日目】『無償の愛』は存在するのか(ジンセイのトリセツ)

◆「幸せになる方法」をマニュアル化しよう では『許すこと』の話を始めていきます。繰り返しますが、僕たちが行う動作の中で「最も難しい行為」がこの『許すこと』です。  前回「幸せのカタチは人それぞれ」という話をしました。そしてこの上級編の最初のほう(【3日目】)にも書いたけれど、人生というものは 幸せだったらオッケー だと思うんです。たとえば、いま幸せで、このまま死ぬまで幸せなまま生きられるのであれば、僕のこの話は本当に不要だと思うんです。  だけど……ここは【地獄】なんで