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雇用を生むための商品開発がしたい!

皆様お久しぶりです、チーム村松です。「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています(※内容は連載ではありません)。

昨年は、夏に挑戦したクラウドファンディングについて、活動報告などをこの連載でお伝えしていました。そして今回から、チーム村松は新しい挑戦に一歩を踏み出すことになりました。その様子をまたこちらの連載で皆様にご報告していきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

今回の議題は?

雇用を生むための商品開発がしたい!


●就労支援事業所さんとの取り組み

私たちのニットブランド「AND WOOL」では、製造過程の一部の作業を就労支援事業所さんにお願いしています。これは、私たちがずっと続けている「雇用創出プロジェクト」の一環で、現場で手を動かしてものづくりに関わってくれる人に、適正賃金が支払われる仕事を提供したいと思って始めたことでした。

誰が作業をしても、仕上がりに影響しないような作業工程を抜き出して発注するなど、細かい面で専門知識をもち、製品製造を一貫して行なっている私たちだからこそできることなのではないかと思っています。

「ニットの良さ」「手仕事の良さ」を伝え、さらに「職人さんも育てたい」……そうして始まったこの取り組みは、私たちが思っていた以上に反響があり、「ものづくりに参加したい」とおっしゃってくださる仲間は、今、どんどん増えています。

●雇用を生むための商品開発

現在私たちは、静岡県内にある3つの就労支援事業所さんにお仕事をお願いしています。多くのお仕事のご要望をいただくものの、ニットは作り方を覚えていただくために少し時間がかかってしまうものです。人を育てる時間が必要なんです。事業所のスタッフの方たちにも、最低限のニット知識と技術を覚えていただかなければなりません。

そこで私たちが考えたのは「ニット以外のアイテムを就労支援事業所さんと一緒に作ることはできないか?」ということでした。

この部分については、村松からその経緯についてお話しさせていただきます。

実は「ニット以外のアイテムを作らなければいけないのではないか」というのは、事業所さんとの取り組みを始めた一年半くらい前から、ぼやっと考えていたことでした。「誰が作っても仕上がりに影響しないような作業工程」を抜き出してお願いしているものの、もともとニットの製造は難しいものなので、どうしても個人差が出てしまう部分があります。お仕事を必要としている事業所さんが多い中で、技術や設備の伴った一部の事業所さんにわずかな仕事しかお願いできないことにもどかしさを感じていたんです。「ニットだけでは限界があるな」と。雇用を生むためにも、誰でも取り組める作業内容を考えた商品開発がしたいと思っていました。それが、みんなにとって優しい環境作りになると思っていたからです。今、仲間も増え、本格的に取り組む必要がある段階になってきたので、これからその挑戦を始めたいと思います。

●今の私たちの課題は2つ

雇用を生むためにニット以外の製品の商品開発をしたい、しかもそれは、仕上がりに個人差が出にくい作業工程を含む製品でなければなりません。そこで私たちが今、抱えている課題は2つあります。

・ニット以外で何を作ることがいいのか?
・製造した商品の販売先を探すこと

まずは、この2点をクリアできる方法を考えなければなりません。

●やってみようと思っていること

今回の会議では、次のような案が出ました。

・バッグの制作はどうか?(ミシンやその他の細かい作業を必要としない作り方を考えて)
・ハンカチの制作はどうか?(ハンカチやタオルメーカーとの協業を実現させることを考えて)

そしてもう1つ、今回の挑戦を、現在お仕事をお願いしている事業所さんにも協力してもらいたいということで、次のような案が出ました。

・就労継続支援B型事業所「こむぎ」さんに一緒に挑戦してもらいたい(「こむぎ」さんにはミシンを使える人、ミシンをやりたいという人がいるので、できる人は限られてしまうかもしれないが、まずは一緒にやってみることを考えて)

最初からいきなり商品を作ることは難しいと思うので、「こむぎ」さんとも相談しながら、試行錯誤してやっていこうと思っています。今回からチーム村松では、この挑戦について紹介させていただきますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。

ちなみに、まずは私たちのブランドの「ギフト用の梱包袋」の制作から始めてみようと考えています。「ギフト用の梱包袋」の制作を通して、どんなことができるのか、どのようなやり方が一番いいのかを、いろいろと試してみたいと思っています。そしてゆくゆくは販売できるバッグやハンカチの制作につなげられるように、作り方や環境作りも考えるようにしていこうと思います。

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●今日の村松の弱音

「ニット以外のアイテムを作れるような環境・商品開発をしよう、という想いはずっとあって、モノづくり仲間、デザイナー仲間と少しずつ動いていました。しかし、様々な理由で、それがなかなかうまくいかなかったんです。そこで、商品開発段階から、実際に手を動かす現場の方と一緒に、一から作っていったほうが早そう、という結論になりました。今までのやり方、作り方、デザインの仕方とは一味違うことになりそうで、、、難しい挑戦になりそうです、、、」


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