就労支援事業所さんにご協力いただき「手編み機でつくる靴下」を作りました【チーム村松の会議室】
「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています。
今回は、私たちのブランドの新商品「手編み機でつくる靴下」の話を皆様にお伝えしたく、この投稿を書かせていただいております。
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私たちのブランドの新商品は、普段から接しているお客様や地元静岡の農家さん、私たちのアトリエにお仕事を手伝いに来てくれているワーカーさんなど、身近な方たちの「声」から生まれることが多いです。今回の靴下も、周囲の人たちの話を聞いて「みんなあたたかい靴下がほしいんだな」と感じたことから、商品開発がスタートしました。
やわらかく、締め付けすぎず、重ね履きができて、厚すぎないのでそのまま靴が履ける、そんな「暮らしの中に溶け込む機能性」をもったニットの靴下は、どんな素材で、どんなデザインで、どんな作り方をすればできるのか、スタッフみんなで試行錯誤しながら完成させました。
そしてもう1つ、私たちが新商品の開発をするときに考える要素があります。それは「製造工程の一部を誰にでもできる作業」にして、就労支援事業所さんをはじめとする「お仕事を必要としている人」に提供するためにはどうすればいいか、ということです。
今回の靴下も、そのような思いをもって、商品開発に取り組みました。
私たちが現在お仕事をお願いしている、就労支援B型事業所の「ライク」さんにも度々ご相談しながら、どんな作業であればお願いすることが可能か、アドバイスをいただきました。
先日から販売をスタートさせましたが、まだ「ライク」さんに実際の製造に入っていただくところまではできていません。皆様からのご注文に対応できる生産体制を、技術的な面も含めて整えることができていないからです。
こちらの靴下は、構想からすでに1年が経過しています。ここまでくるのにもそれくらいの時間がかかってしまうほど、私たちの「雇用創出」の活動はとても時間がかかるものです。
現在は、私たちのアトリエに直接通って作業を手伝ってくださっているワーカーさんたちが作業してくれていますが、ゆくゆくは就労支援事業所さんにこの作業を発注できるようにしたいと思っています。
・この靴下の詳しい商品開発の舞台裏は、私が運営しているWebマガジン【AND MAGAZINE .JP:アンドマガジン】で紹介しています。「手編み機でつくる靴下」ができるまでの物語にご興味がある方は、ぜひご覧ください。
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特集記事『就労支援事業所と作る「ニットの靴下」の商品開発の話–【AND WOOL】の雇用創出プロジェクト–』
・商品にご興味のある方は、よろしければこちらの商品ページをご覧ください。自信をもってお届けできる品質に仕上がっております。
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手編み機で編んだカシミヤウール靴下
私たちの「雇用創出」の活動は、とても時間がかかり、根気のいる取り組みです。皆様からのご支援や応援が大変励みになり、続けることができています。いつもありがとうございます。
今後、この活動報告で、「手編み機でつくる靴下」の作業の一部を「雇用創出プロジェクト」の一環でのお仕事発注が可能になったことをご報告できるように、頑張りたいと思います。
引き続き「チーム村松」をどうぞよろしくお願い致します。
いつもありがとうございます。活動を、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。いただいたサポートは、それを「伝える」このnoteページを充実させるために使わせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします。