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『マダミス』のすゝめ

ここ数年、流行っているマダミス。正式名称は『マーダーミステリー』。
気にはなるけど、何なのかよくわからない。遊んでみたいけど、どうしたらいいかもわからない。
私自身もそんな気持ちでなかなか遊べていませんでしたが、約1年前はじめて遊んでから、現在はどっぷりその世界にハマっております。今回はそんな1年前の私がほしかったであろう情報とともに、具体的にどんな魅力があってどうやったら遊べるのかをまとめてみました!
これをみて、興味をもって、ハマってくれると嬉しいです!


マダミスって何?


マーダーミステリーって何?

マダミスとは、参加者全員がミステリー小説の登場人物となり、それぞれの人物がそれぞれの目標達成を目指していくトーク型ゲームです。参加者はそれぞれの登場人物のバックボーンや当日の動き、目標や隠し事などを踏まえてトークや調査を行い、それぞれの人物ごとの目標をその人物として目指していくことができます。

正式名称は『マーダーミステリー(Murder mystery)』といい、欧州発祥のものが中国でブームになったのち、2019年頃に日本でも普及しはじめました。

マダミスの魅力って何?

私が感じるマダミスの魅力は大きくわけて3つです。

  1. 自分ではない人になることができる

  2. 推理ゲームにはない楽しさがある

  3. その日にしか体験できないものがある

それぞれの魅力、詳しく説明していきます。

1.自分ではない人になることができる

性別や年齢、職業を気にせず物語の誰にでもなれる

小説の登場人物になる、ということは当然ですが自分ではない誰かになるということです。これが何故魅力かというと、自分ではない誰かの人生を楽しめるということだからです。
物語の内容によって出てくる人物は千差万別。それぞれのバックボーンや思考で、物語の中で生きています。時には自分とは違う考えをもった人物になることもあります。
そんな人物たちとして物語の中で人生を楽しむと、普段の自分ならできないことができたり、違う考えをもった人物の自分との共通点をみつけたりすることがあります。そういう事が一度に体験できることはマダミスの大きな魅力のひとつかなと感じています。

2.推理ゲームにはない楽しさがある

事件の向こう側にある、登場人物の幸せを考えて目的を達成していける

ミステリー小説の中の人物になるので、当然何かしら起こり、その起こったことを真相に導く…という推理ゲーム的な楽しさも当然あります。ですが、それと同時にそれぞれの人物にそれぞれの人生の目的があり、目標があるという部分。これがマダミスの大きな魅力のひとつといえると思います。
物語内で何かしらが起きているので、当然それを起こした犯人がいます。ですが、犯人の人生において罪を隠すことだけが生きる目的なのかと問われるとそうだとは言えないし、それと同時に犯人以外の人物が、事件の真相を解き明かすことだけがその人においての生きる目的なのかと問われてると、違うかなと思います。推理ゲームでは体験する事のできない、それぞれの人物の生きる上や今日ここに来た目的、人生を通して隠し通したい事など、多種多様な人生の目的もあわせて楽しむことができるのがマダミスのいいところだと思います。

3.その日にしか体験できないものがある

その日一緒に体験した人たちとしかわからないものがある

マダミスはその特性上、ひとつの作品は人生で一度しか楽しむことができません。ミステリー小説を読み切れば、その作品のミステリーはすべて解き明かされてしまうわけですので、当然といえば当然です。ですので、そこにいたメンバーとその人物として交流し、会話するという体験もその日にしかできません。
その日にあったこと、その日に交わした会話の内容は、その時の人たちとの特別なものです。マダミスではそういった、特別な瞬間を味わう事ができるのも大きな魅力のひとつという風に感じます。

どこで遊べるの?必要なものは?

さてここからが本題といっても過言ではありません。具体的にどこで遊べるのか、必要なものはあるのかのお話です。

まず、マダミスは大きく分けてふたつの方法で遊ぶことができます。

  • オフライン(店舗やどこか場所をかりて遊ぶ)

  • オンライン(インターネットで遊ぶ)

それぞれの良さがあるので、どちらも体験してみるとよいかなと思います!
詳しく説明していきます。

オフライン(店舗やどこか場所をかりて遊ぶ)

実際に対面で遊ぶ方法です。
対面で話すのは…と感じるかもしれませんが、対面だからこそ聞きやすく、その作品にしっかり入り込める感じが私は大好きです。
どこか場所をかりて遊ぶ、とも書きましたがその場合は作品とその作品を進行してくれるGMさんが必要になります。
準備が大変なので、はじめて遊ぶなら店舗に行くのがいいかと思います!
店舗なら作品はもちろんですが、お店の方がしっかりと物語の進行をしてくれるので、安心して遊べます。

店舗で遊ぶ場合は、やりたい作品がいつどこの店舗でやっているのか確認し、予約する必要があります。というのも、作品によって参加できる人数が決まっており、その人数以下でも以上でもマダミスは体験できません。人気の作品はすぐに埋まってしまうので、もし友だちと一緒にいくなどがあるのであれば早めの予約をおすすめします。
もしやりたい作品がない場合でもHPを覗いて、きになる作品をみつけて予約すれば問題ないかと思います。私もオフラインは最初それで体験しました。

参考までに何店舗かご紹介しておきます。


1.マーダーミステリー専門店 Rabbithole -

東京に5店舗、大阪に1店舗あるマダミス界隈の有名店です。
声優さんや有名配信者さんなどの公式生放送などで使われているシナリオなどRabbitholeでしか体験できない作品が多いのも魅力のひとつです。

2.【フーダニット】大阪 梅田 の マーダーミステリー 専門店 (whodoneit.xyz)

大阪にあるマダミス専門店です。
JR大阪駅や各線梅田駅から行ける立地にあるので行きやすいです。
少人数シナリオもありますので、もし大人数は少し抵抗があるという方はぜひチャレンジしてみてください。

3.初心者向け - マダミスハウス | 渋谷&名古屋&大阪&福岡!駅前マーダーミステリースペース(マダミスハウス) (werewolf-house.com)

名古屋や福岡にもある人狼ゲーム専門店が手掛けるマダミスのお店です。
こちらも少人数シナリオがありますので、少人数からはじめたいという方はぜひチャレンジしてみてください。

オンライン(インターネットであそぶ)

インターネット上で遊ぶ方法です。
基本的にはLINEやDiscordなどオンライン上でも通話できる環境を整え、GMがオンライン用の物語を進行していく、というやり方です。
X(旧Twitter)で、『#マダミス募集』と検索して、PL(プレイヤー)を募集している人を探して参加させてもらったり、やりたい作品が決まっているのならGMさんを募集してメンバーを集めていくという方法や、それらが難しい場合は、スマホアプリでウズというアプリを入れて遊ぶ、という方法もあります。
オンラインにはオフラインの倍以上の作品が存在するので、正直なところ作品の当たり外れを感じる可能性は高くなるかなと思います。ですが、もちろんすばらしい作品も沢山ありますし、GMレスと呼ばれるGMなしで進行することのできる作品も存在したりと、遊びやすさや手軽さはオンラインが圧倒的に高いかなと思います。

注意点としては、下記3つです。

  • ココフォリアやユドナリウムなどのツールを用いるため、PC推奨の作品が存在する。(タブレットやスマホでもできる作品も沢山ある)

  • インターネット環境によって音声乱れなどがでるため、環境を整える必要がある。(スマホなどの場合マイク付きイヤフォンなどを揃えるとGood)

  • GMさんと直接DMなどでやりとりが発生します。(苦手な方は注意)

おすすめの作品

最後に、私個人的おすすめ作品をオフライン・オンライン合わせてご紹介しておきます。

オフライン作品

1.SUN DOG -幻日は夜明けに沈む- - マーダーミステリー専門店 Rabbithole渋くてまさにかっこいい作品。
2019年と4年前の作品とは思えないほど、根強い人気の作品です。

2.さらわれた法廷 - マーダーミステリー専門店 Rabbithole

ミステリー作家我孫子武丸先生原案の作品。
2023年の夏ごろにニコニコ超会議で配信者さんたちが行っていた作品です。

3.ニッポン放送殺人事件 - マーダーミステリー専門店 Rabbithole

ニッポン放送との公式タイアップ作品。
Rabbitholeの2023年12月現在での新作です。

オンライン作品

1.「マーダーミステリーゲーム」GM用ガイド - itohaki - BOOTH

3人用の作品。
私個人が初心者の時に行って、ハマったきっかけのひとつの作品です。

2.ヒーローサンドイッチ、オニオンぬきで - 散開星団 - BOOTH

4人用作品。作品購入代金が無料なところは魅力的です。
作品自体も非常に考えられており、おすすめです。

3.マーダーミステリー 『この慟哭は届かない』(オンライン) - 上星 - BOOTH

5人用作品。ココフォリア使用シナリオです。
GMレス可能シナリオで、シナリオ内容も面白いです。


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