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ひねくれ北欧4か国周遊記⑥ストックホルムの街並みは美しいものの物価が……


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6-1.ガラムスタンへ向かいます


2023年12月26日火曜日
スウェーデン・ストックホルム


フェリーから降りて電車に乗り、無事ストックホルム中央駅に到着しました。まずは荷物を預けるために、ホテルに向かいます。

朝11時にチェックインさせてもらえて助かりました。
部屋にあるのは聖書かと思いきや、
ホテルの建設エピソード写真集でした
この笹人間、ノーベルさんでしょうか。
最初見た時ぎょっとしましたが、
見慣れてくると良いなと思いました。

スカンディック コンチネンタルという駅前のホテルで、朝食つき二人1泊1万9千円ほどでした。早めに予約したというのもあるかと思うのですが、立地が良く、室内もお洒落で広く、早めにチェックインもさせてくれるという親切さで、このお値段はお得な気がします。

荷物を置いたら、いよいよ街に散策に繰り出します。ストックホルムパスという観光スポット入り放題のチケットは、滞在時間が短く元が取れなさそうだったので、購入しないことにしました。

駅前
こっちも駅前

ヘルシンキに比べるとけっこう人がいる気がします。高いビルが多くて栄えている気がします。と思って後から調べたら、ストックホルムは人口96万人らしいです。

ヘルシンキが60万人とかだったので、それほど大きな差はないかもですが、ともかくストックホルムは北欧トップの大都市だそうです。

橋を渡ってガラムスタンというエリアをめざします。
知らなかったのですがストックホルムの周りは島が多く、
橋も多いみたいです。
この辺からもうガラムスタンでしょうか
趣のある街並みに、雪が積もって
とても風情があるかんじでした

ガラムスタンは『魔女の宅急便』のモデルとなった街で、有名な観光スポットです。スリが多いので注意が必要らしいのですが、歩いてみた範囲ではそんな印象はありませんでした。

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6-2.ノーベル賞博物館

市庁舎や王宮の衛兵交代といったメジャーなスポットは残念ながらお休みでしたが、ノーベル賞博物館は開いていましたので、まずこちらに入りました。入場料は一人28スウェーデンクローナ(400円ほど)でした。

ドアが開くたび、ノーベルさんが真っ二つに……
もしかして例の椅子が!
近寄ってみると、やっぱり例の椅子でした
受賞した方がサインするやつでした
中にはカフェもありました
晩餐会の様子が分かるセット
タッチパネルで過去の受賞者の情報が
見られるようになっていました。
日本人を探していたら、川端康成さん発見。
お土産コーナーには絵葉書がたくさん
山中伸也さんの絵葉書もありました。
もちろん名誉なことかと思うのですが、
ご本人的にはちょっと恥ずかしいのでは……
お土産コーナー
メダル型のチョコレート

ダイナマイトで儲けたノーベルさんが、なぜノーベル賞をつくったのか? というのは生前に語られておらず、推測するしかないそうです。「死の商人」と呼ばれたことがきっかけだったのでは、というのが通説のようです。

ーーもうすぐ死ぬという時に、使い切れないほどのたくさんのお金を持っている。はてさて、遺言になんと書くべきか? 

という問いは、人生の命題の一つと思いました。死んだ後に残るのは人に与えたものだけで、お金は持って行けない。と思った次第でした。

他にも、キノコ特集?菌特集?をしていました。こちらは常設ではなく、特別展示みたいでした。

絵画
ドレス
デジタルアート
あれ、ピノキオ?
あれ、ナウシカ?

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6-3.物価が違う……

ノーベル賞博物館を出て、近くのレストランでランチをしました「Kaffegillet Restaurang och Café」というお店です。

トナカイミートボール
生ニシン

トナカイミートボールはジビエっぽい味で食べやすかったのですが、生ニシンはけっこう独特でした。味については本場のスウェーデン料理を食べてみたかったので大満足なのですが、問題はお値段です。

というのもランチ2人で875スウェーデンクローナ(12400円ほど)でした。
※もちろんお酒等、写真の他にも色々注文しました。

分かっていました。物価が高いのが北欧だということも。消費税が高いのが北欧だということも。死んだら、お金は持って行けないということも。よく学んでおりました。

ただ、ホテルやノーベル博物館が意外にもリーズナブルでついつい金銭感覚が日本のままでした。

たとえば消費税なのですが、フィンランドの消費税は24パーセント。スウェーデンは25パーセントです。(食料品は12%だったりと傾斜はありますがレストランは25%だそうです)

医療費や学費が無料といった高福祉を支えているのは、高負担の税金……という至って当たり前の話ですが、自分がいざ実際に払う側に回るとこれは中々衝撃的です。

富の再分配の一環としてとか、税金は貯金という感覚とか色々マクロで見たらとは思うのですが、庶民としては、やっぱ免税店で爆買いしよ!という発想になります。死んだらお金は持って行けないけど、まだまだ死ぬ予定ないし!という発想にもなります。

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6-4.ガラムスタン散策

ランチが終わったら、また散策をしました。ドイツ教会とリッダーホルム教会はお休みでした。

ストックホルム大聖堂
大聖堂の前の像
ストックホルム宮殿
ストックホルム宮殿の中①
ストックホルム宮殿の中②
ストックホルム宮殿の中③

カメラのバッテリーがいつもよりとても早いことに気が付きました。替えのバッテリーが1個しかなく、さて困ったと思ったのですが、試しにポケットの中でバッテリーを温めてみたら、3%だった残量が、一気に19%まで復活しました。寒さでバッテリーがやられていたみたいです。

雪が凍って滑りそうで怖い
しかし、歩いているだけで楽しい街並み
猫が入らないようにしているのかも
世界で一番細い小道(マーテン・トロッチグの路地)①
世界で一番細い小道(マーテン・トロッチグの路地)②
世界で一番細い小道(マーテン・トロッチグの路地)③
急に近未来感が
橋を渡ってゼーデルマルムへ

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6-5.ゼーデルマルム散歩

ゼーデルマルムの街並み
ゼーデルマルムに到着
階段を上って
坂を上って
Skinnarviksbergetという丘に辿り着きました
ガラムスタンが見渡せます

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6-6.アートな地下鉄

帰りは疲れたので地下鉄で
地下鉄のアートが壮大でした
新宿ばりに迷路なストックホルム中央駅
エレベーターを乗り継がないと地上へ出られません
駅に是枝監督の映画の広告がありました
やっと地上に戻れました


たくさん歩いて疲れたのでスーパーで軽い夕飯を買って帰りました。けっして物価が高いからではなく……疲れたからであって……そんなにお腹空いてなかったからであって……けっして物価が高いからではなく……

スウェーデンのスーパーでは
アルコール度数3.5%以下のものしか売ってはいけない、と法律で決まっているとのこと……
な、なんですと……
北欧は小エビが好きな国々
完璧と思っていたホテルの弱点を
ひとつだけ発見しました。
冷蔵庫がありませんでした。
外が天然の冷蔵庫だからでしょうか……

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