小玉晃のメサイア
【過去の演奏会より】
日時:2022年6月4日(土)
場所:京都コンサートホール大ホール
・ソプラノ:老田 裕子
・アルト:小川 明子
・テノール:大久保 亮
・バリトン:黒田 博
・チェンバロ:パブロ・エスカンデ
・オルガン:冨田 一樹
・指揮:小玉 晃
・管弦楽:音登夢管弦楽団
・合唱:京都混声合唱団
ヴォヮ・ドゥ・ママン
混声合唱団スコラ・カントルム神戸
【演目】
ヘンデル「メサイア」 ー預言書の世界ー
小玉晃さんの前回の第九はこじんまりとした会場であったが、今回は京都コンサートホール。本格的なオルガンを擁する大ホールで、会場に入るだけで期待は高まる。小玉さんの合唱団と近隣の合唱団とのコラボであった。
何といっても小玉さんの情熱溢れる指揮ぶりに圧倒された。バロックでは大振りする人が少ない中で、小玉さんの指揮は音を引き出させるようなエネルギッシュな動きだった。まるで合唱団やオーケストラを鼓舞するようだった。
オーケストラ、特に合唱団は見事に小玉さんに応えていた。音程の確かさ、強弱やテンポの変化など、本当によく鍛えられていて、なかなか聴けない合唱だった。オルガンは備え付けではなく、持ち込みのものだったと思う。オーケストラはメリハリが効いていて、また聴きたいと思った。
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