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「ミニマリズム」からの自己理解。

自分の幸福を形にする。

貴方にも、「なんとなく居心地の良い空間」に出会った覚えが無いだろうか。

自然豊かな公園。歴史のある書物で一杯の図書館。絵画一枚だけを際立てせる美術館。音楽に満ちたスタジオルーム。珈琲の香りに包まれた純喫茶。

自分の好みを凝縮した空間というのは、人を素晴らしい幸福で満たしてくれる。

そんな空間を自分の部屋で再現できたら、その幸福は一体どれ程になるのだろう?

とりあえずモノを減らせば良いってわけでもない。

重要な事は、「最高に好きなモノ」で部屋を満たす事であって、無駄なモノをとことん捨てるのはあくまで手段だという事だ。

例えば登山が趣味ならば、美術品の様にザックやウェア、帽子やシューズを飾るのが良いだろう。これらは貴方を幸せにしてくれるモノだからだ。それらを眺めているだけで、いつだって気分良く過ごせる。捨ててはいけない。

一方で日常感の出る部屋着や洗剤、コンセントの配線なんかは極力隠すのが良いだろう。折角の登山の世界観を損なうモノだからだ。夢の国でネズミのキャラクターの中身を見せてはいけない。というかこの記事ごと消されかねない。

ミニマリズムは、むしろコレクターの為のモノ。

コレクターは「好きなモノ」を集めて幸せを感じる。ミニマリズムはその発展系。たくさん集めたら、今度は「好きなモノ」でないモノを無くし、余白をもって「好きなモノ」を美術品の様に「強調」する事が本質だ。

ミニマリズムは、名刺にもなる。

「貴方はどんな人ですか?」と聞かれて、短い言葉で説明出来る人はどれだけいるだろうか。中々難しいと思う。しかし、ミニマリズムを実践すると?実はとても簡単。

「部屋の写真を一枚撮って、魅せるだけでどんな人かが伝わる」からだ。

・自分は何がとことん好きなのか。
・自分は何に全く興味が無いのか。
・自分は、何を妥協出来ないのか。

相手が贈り物を選ぶ時も、遊びに誘う時も、仕事を依頼する時も。ほら、便利でしょう?

ミニマリズムは、貴方の心象風景を現実に具現化するアート。

「ミニマリズム」は、貴方の物語の「世界観の可視化」。


▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!