■『ピンチの時の立ち回り』が"必殺技"になる。
おはようございます。普段はnoteにて『個別の鑑定』記事を毎週投稿している中崎です。
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さて今日は『CHIMNEY TOWN USA』の社長である瀬戸口裕太さん(通称セトちゃん)のお話が素晴らしかったので、私も便乗して『ピンチの乗り越え方』と『己の物語』の作り方のお話をつらつらと。
なるべく漫画に例えて解説します。
よろしくお願いします。
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▼⓪:『救われた体験』が"王道"になる。
例えば、ヒーロー漫画の導入編。
ピンチに陥った主人公の子供時代、そこに駆けつけてくれた先代ヒーロー。
勿論"常に"とは限りませんが、多くの物語における"掴み"としてはやはりこの展開が最高です。
ここで産まれた『恩』や『感動』『憧れ』などが主人公が行動を起こすキッカケとなり、そしていつかは自分も同じように誰かを救う為の努力を重ねる"動機"に化ける…
まずは此処が『物語の発端』であり、最も強い主人公の行動理由となるでしょう。
そして物語は続きます。
地道に地味に、ひたすらに無数の泥臭い努力を重ねた数年後…
やがて一つの"事件"がやってくるでしょう。
▼①:『最初のピンチ』は腕試し。
実は、第一の試練を『己の才能』のみでピンチを乗り切ることはほぼありません。
というのも何せ『才能』はあまりに"自動"で発動してしまうので…「え、そもそも"誰かのピンチ"なんてどっかにあったっけ?」と誰でも割と見逃してしまいます。
結果的に、『元から救えていた』事を自認する機会が中々やってこないのです。
よって此処で(自覚的に)試されるのは地味で無骨な『積み重ねた努力の結果』であって、意外にも「自分の得意か否か」はあまり関係ありません。
基本的には「努力次第で誰でも獲得し得る初級技のみ」で突破するのが美しい。
この局面でのピンチの乗り越え方は『次の誰かに奮起をもたらす激励』となり、結果的に周囲の村人たちに"小さな挑戦"に挑む勇気を与えます。
とはいえ、此処ではまだまだ"憧れのヒーロー"と同じ土俵(クォリティ)には立てません。
しかしコレでようやく小さな一歩。
次は少しだけ成長した"モブではない何者か"として新たな仲間集めを開始です。
▼②:『次のピンチ』は"仲間との喧嘩"です。
当然ですが、『自分が思う自分』と『他者が思う自分』にはいつも大きな誤解が生じます。
かのサッカー漫画『アオアシ』においても「攻撃的なFWで在りたい自分」と「守備役のSBとして求められる自分」との間で凄まじいストレスが主人公の元に強烈に訪れました。
結果的に彼はその強い葛藤を乗り越えて、やがては"当時は全く惹かれなかった"筈の『守備役のSB』のポジションとして己の才能を開花させてゆく訳ですが…
この段階で鍵になるのは『自分がどういう形で社会に望まれやすいのか』を詳細に識る事です。
コレは決して夢を諦めるという訳でなく、むしろ夢を叶える為には『まず社会で結果を出す』というステップが絶対に必要だから。
基本的には、「夢」とは"今の自力で叶う規模ではない"からこその「夢」なのです。
遠く輝く遥かなその星を、それこそ"我が想う侭"に掴もうと望むなら…当然その為には「コイツの為なら、今度は今まで受けた恩を返したい!」と心から惚れ込んでくれる『強い他力』の獲得が大前提。
この"第二の試練"ではどうにも固執していた『己への自爆』を削ぎ落とし、「望まれた事を、但し"自分ならでは"のやり方で期待に応える」事でクリアです。
結果研ぎ澄まされたより鋭利で強力な『己の武器』を持って「チーム内でのレギュラーポジション」を獲得いたしましょう。
▼③:更なるピンチは『必殺技』を編み出す機会。
さて。『己の武器』と『仲間の信頼』を掴んだ今こそボス戦。
かつての"力任せ"では不可能な戦いも、しかし今こうして『同じ戦いに挑む仲間』がいればそこまで大きなトラブルも無いでしょう。
それでも苦労があるならば、それはきっと奥義の『合体技』がまだ出来ていない時。
生来使えていた才能『B』や、今世向き合った運命/展開『D』の道。果ては魂が前世から培っていた『LP』の経験や、はたまた己の使命を知った頃に芽生える成熟『M』の追加など…
文字通りに『己の全て』を総動員して出し切った"ナニカ"の正体を此度は"限界まで"探るべきだと思われます。
コレこそが物語の主人公が到達すべき"必殺技"の正体で、以降は「いざとなったら〇〇で突破する!」の信頼感で今後更なる"様々な次の挑戦"が可能かと。
一見するとコレでゲームクリアの筈ですが、実際の"人生"には実はまだまだ続きがあるのです。
▼④:究極のピンチは『ゲームチェンジ』への対応で来る。
さて、コレは大袈裟でも何でもなくて…
ある日唐突に「戦って来たゲームが唐突に変わる」という理不尽が人の生涯においてはしばしばやって来ます。
最期のピンチは『何処かの主役の台頭』によってやって来ます。
当然、ここで時代に抗っても今度は「老害」「魔王」として次の主人公に淘汰されるだけなので分が悪い。
この災害に対する克服はただ一つ。
即ち『培った物語』の強度と応用、結果可能になる次への"理念の継承"です。
ある意味では生前に綴りし"己の脚本"をさえ乗り越えて、もはや『己の意志決定』のみによって「私の人生とは即ち〇〇だった。」と確かな意味を見出さねばなりません。
そして、その為には『たとえ、どんなに環境が変わっても』の思考実験が有効です。
そんな無数のIFにさえ耐え得る程の、『あぁ、それでも"自分"ならこの環境でもきっと"こう"していただろう。』と誰もが納得する程のブランドを築く事。
コレこそが瀬戸口社長の見出した『ピンチの乗り越え方』にして、必殺技であり、そして何より強力な『己のブランド』を社会に刻む強固な"存在主張"だと私は考えました。
もはやここまで至れば、「例え、何があっても貴方を応援します。」と"貴方自身が紡ぐ物語"にこそ心底惚れ込む熱烈な愛読者が絶対に沢山集います。
先までの『当面の安定』をさえ乗り越えて、もはや半永久的に『永劫の不滅』をさえ時に叶える事もままあり得ます。
これぞ『ブランド』、『理念の継承』。
どうか誰もが、この実質的な"不死の世界"に『己の物語』を永遠に刻まれる状況こそが私の『理念』。
願わくば、まずは他ならぬ貴方の『ご自身の物語』を改めて言語にして頂きたく存じます。
それでは、またいつか文字の世界にて会いましょう。
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