見出し画像

「正直な本音であれば、必ずなんとかする。」(79日目)

■概要。

 「まさかの理不尽に対して、シンプルに努力で克服するリーダーのお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしを追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「ちなみに私は、西野さんのリーダーのお話が好きです。by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。(2020/ 

3月17日(火) ※3月19日以降は『いいね』を押さないでください。
━━━━━━━━━━
おはようございます。
新型コロナウイルスが暴れておりますが、よくよく考えたら、この20年近く、まともに風邪すらひいたことがないキングコング西野こと「ほぼ松岡修造」です。

さて。
昨日、一昨日と、戦略染みた話が続いたので、今日は、戦略もヘッタクレも無いタダの僕の「決意表明」を皆様にお届けしたいと思います。

現在、今年の年末公開に向けて、映画『えんとつ町のプペル』の制作&広告戦略を進めているのですが、先日、突然、あるスタッフさんから「Vコンテ上映会はしたくない」という声が上がりました。

『Vコンテ上映会』というのは、映画の絵コンテを繋いだ映像(ボラギノールのCMのようなやつ)を、映画の公開前に全国の映画館で上映するというものです。

「完成前の不完全なものを見せたくない」というのが、そのスタッフさんの言い分なのですが、『不完全と分かった上で、不完全なモノを見たい人』が集まるイベントなので、そこで評価されるものではありませんし、なにより、一旦は「Vコンテ上映会をやりましょう」という全員の合意がとれた上で走らせていた(全国の映画館を押さえていた)プロジェクトでしたので、広告戦略チームからすると寝耳に水で大混乱。

世にも見事な「あんたも『やる』って言ったじゃん!」です。

「今更、何を言い出すんだ!」と声を張り上げるプロデューサーの横で、「まぁ、たしかに、近年稀にみる理不尽な話だなぁ…」と西野も思うわけですが、ただ一方で、「やっぱりやりたくない」というクリエイターさんの気持ちは大切にしてあげたくて、「クリエイターと仕事をする」ということは、その辺りの「へそ曲げ」も込み込みだなぁとも思いました。

なんてったって、僕自身が「やっぱり、やめよう芸」の国内トップランナーですので、あまり強く言えないんです(笑)

私がこの記事を書く2日前にも、また撤回したよ!もっと面白くなったけどね!
(みんなとっくに慣れている。)

とはいえ、『Vコンテ上映会』用に全国の映画館は押さえています。
『Vコンテ上映』ができなくなって、内容を縮小するのは癪に障るので、『Vコンテ以上』に面白いものをお届けする必要があります。

というわけで、それ用にキチンとBGMを作って、「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを、講談師さながら、西野が1時間半喋り倒す会」を全都道府県で開催してやることに決めたぞコノヤロウ。

幸い、僕はメチャクチャお喋りが上手なので、喋り一本で劇場を1時間半沸かせ続けるのは、お手のものです。
1人で全国を回って、喋り倒して、宣伝し倒して、数年後に「お前のワガママのケツを吹いたのはボクだぞ!全力で謝れ!」と呑み屋で説教してやります。

「Vコンテが観れないのかぁ」とガッカリしなくても大丈夫です。
僕の本気のお喋りの方が500倍面白いので。

何せ毎度、実績で証明する男である。

━━━━━━━━━━━
▼ 船長は何をすべきか?
━━━━━━━━━━━

物事が全て計画通りに進むなんてことはなくて、時に、今回のようなとんでもない理不尽が降りかかってきたりします。

「理詰め」すれば100対0で勝てますが、そこでスタッフを追い込んでも仕方がなくて、そんなことよりも船を前に進めることが大切です。

現在、この船で最も損傷が激しい箇所は「Vコンテ上映会ができなくなった」ということではなくて、「事前にキチンと確認をとりながら進めていたのにも関わらず、突然の『いやだ』によって発生した、スタッフ間の猜疑心(さいぎしん)」だと思います。

「これを、どう修復するか?」が船長の腕の見せ所です。

「再度、スタッフ同士で話し合って、握手してもらう」…というのもありますが、それだと、どうも「ヒビが入っている表面部分だけ」をパテで塗り直しているような感じがして、その場凌ぎです。

学校の先生がよくサボるやつ…!

こういう時は「自分達のイザコザが いかにしょつもないことなのか」ということを思い知らせた方がいいと思っていて、昨日の広告戦略会議で、「ここから映画公開まで、ボクは映画の前売券を常に持ち歩いて、路上や呑み屋で1万枚手売りします」と発言しました。

「汚れた量」でスタッフ全員を黙らせます(笑)

言っちゃったからには、やっちゃうしかないのですが、毎月1500枚以上はコンスタントに手売りをしなければなりません。
1ヶ月にそれだけの人数と会うのは物理的に厳しいので、皆さんで作戦を考えてください。

ここで助けを求めて、サロンメンバーに当事者意識を持ってもらうという。

とりいそぎ、僕が酒場で呑んでいる時は、店の場所をアナウンスするので、チケットを買いに会いに来てください。

酔っ払っていて「お釣り計算能力」がゼロになっているので、お釣りが出ないようにしてあげてね!

やるぞ、バカヤロウ。

現場からは以上でーす。

【追伸】
YouTubeで見つけた好感度だらけの二人。

↓最新の公式記事を読みたい方はこちらから!

当時のコメント私のしるし

画像1

■今振り返ってみて。 

実は1番スゴイのが、「そもスタッフが正直に意見を出せる環境が、とうに仕上がっていた」という所。

つまり、今までもちょこちょこあったであろう意見の衝突時に、一切の圧力を掛けずに、かつ全員からの納得を引き出して来たという事だ。

チームビルディングの肝は「ココは安全な場所である」という心理的安全性を真っ先に確保する事。

そしてその上で崩壊しかかった安全性を、真っ先に修繕して尚強固に仕上げる事。

この判断を即座に実行出来るから、何万人もの有料コミュニティのリーダーを今も務められるのだろうね。

■宣伝。

中崎雄心による「才能の似顔絵」。『無名時点』はこちらから! 
※ストレングスファインダーの「5つの才能」と「ご質問」だけでOK! 

過去ログ記事の検索&応援枠一覧はこちらへ。

Amazonギフト&チップの受付ショップ、作っちゃいました!


ここから先は

0字
有料部分はあくまでも「当時の中崎のコメント」「今改めて感じる事」のみです。 大元のサロン過去記事はあくまでも無料で読めますのでご安心を。(非公開記事に関しては、ご容赦を!) サロンの会費を、サロンの学びで稼ぎます!

毎度サロンにコメントを書いて、みんなに貢献出来る内容を考えて、なんならコメント欄のお悩みに応えまくっている男が、とうとう過去のサロン記事本…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!