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「未来を担うキミへ、西野亮廣からの伝言を。」(132日目)

■概要。(2020/05/09)

「互いの役割を明確にした上で、いつかの未来への備えを遺すお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしを追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「初代の彼や、次代の彼ら彼女らは今日も明日も奮闘中。by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。 

5月9日(土) ※5月11日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございますか?
変な日本語を開発してみたキングコング西野です。

さて。
ここ数日はゴリゴリのマーケティング話が続いたので、今日は一旦お休みして、若手社員やインターン生、そして今後、株式会社NISHINOに入社したり、共に働くことになるかもしれない『次世代メンバー』にメッセージを贈りたいと思います。

僕と同世代のサロンメンバーや、僕より歳上のサロンメンバーさんは「ああ、西野君は、そんな感じで『次の世代』に期待しているんだなぁ」と親戚のオジサンのような距離感で見守って(「読み物」として読んで)いただけると嬉しいです。

 
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▼ 西野亮廣の現状
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現在、映画『えんとつ町のプペル』、ブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の他に、絵本を3タイトル作っています。

①絵本『みにくいトーマス ~えんとつ町に咲いた花~』(2020年12月発売予定)

②絵本『夢幻鉄道』(2021年発売予定)

③絵本『ボトルジョージ』(2022年発売予定)

…の3本です。

んでもって、これは絶対に(絶対に!)内緒ですが、
②『夢幻鉄道』は蜷川実花さんと共同で制作することが決定していて、
③『ボトルジョージ』は、2015年の米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたアニメーションスタジオのトンコハウスさんと一緒にやるかどうか相談しているところです。

※現在(2021/09/21)はYouTube上で少しだけ発信済み。

①「グッとくる」②「メッチャ泣ける」③「ほっこりする」…と、それぞれ作品の毛色(方向性)は全然違いますが、西野が凄まじい才能に恵まれている為、どれも傑作です。
本当におめでとうございます。

そして西野は現状に甘んじることなく、すでに、次々々々回作の脚本執筆に入っています。

 
ここで、キミにお伝えしておきたいことがあります。

 
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▼ 未来をキミへ
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キミとは「エンターテイメントで世界を獲る」という目標の下、共に汗を流していたり、これから流すことになったりすると思うのですが、僕とキミの役割は明確に違っていて、「O→1」の作業で結果を出さなきゃいけないのが僕で、「1→100」の作業で結果を出さなきゃいけないのがキミだと思います。

IP(知的財産)を作るのが僕で、
IPビジネス(プペル×VRとか)を展開するのがキミです。

“原液”は西野亮廣が「作る」ので。(IP作り)
若手には、「コラボ」や「届け方」を任せたい、と。(IPビジネス)

キミがIPビジネスを展開していく上で、「現段階でココは意識しておいた方がいいかもなぁ」ということを伝えておきます。

まず。

西野亮廣の才能は、あと10年で枯れます
(※アイコンとしての価値はあると思います)

エンタメで世界を獲るのなら、「西野亮廣のIP開発力がゼロになる」という前提で、IPビジネスを設計しておいた方がいいと思います。

…つまり、西野亮廣に代わるIP開発者の発掘&育成をしなければなりません。
おそらく「演劇畑」から見つかると思うので、小劇団の舞台に足繁く通い、常にアンテナを立てておいてください。

そしてチャンスを与えないと才能は育たないので、会社でリスクを背負ってチャンスを与えてあげてください。

それと、もう1点。

BBQ型(お客さんを作り手として参加させる形)で、IPビジネスを展開していく際、「権利の取り扱い」が、これまでよりも少し複雑になり、「バリューの付け方」が難しくなってくると思います。

……ちょっと、言ってることが難しいですよね?

えっと、、

BBQ型エンタメを展開するとなると、「著作権」をある程度ナアナアにしなければなりません(した方が面白くなります。

そうすると、一般の方が「プペルマグカップ」みたいなものを作るようになるのですが、その時、企業タイアップで開発する「プペルマグカップ」は、一般の方が作った「プペルマグカップ」と、どこで差別化を図るの?という話です。

ここを明らかにしておかないと、企業は「プペルマグカップ」に価値を見出だせないので、IPビジネスが減速します。

『BBQ型×IPビジネス』は上手に舵をとらないと空中分解するでしょう。
ここに関しては、脳ミソから血が流れるぐらい考えてね。(#超絶ブラック企業)

 
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▼ 最後に
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この後、キミが高い確率で踏んでしまう地雷は、「ヤル気があるばっかりに、向いていないことを頑張ってしまう」です。

僕が「原作・脚本」を書いているのと、僕が「広告塔」を担当しているのは、好きだからやっているのもありますが、一番の理由は「見渡すかぎり、僕が一番才能があるから」です。

一方で、絵を描く能力は57点ぐらいなので、ここは欲張らず、絵を描く才能がある人に任せています。

自分の才能と相談しながら自分の持ち場を決めることが非常に重要で、ときに「ヤル気」というものは、その判断を鈍らせます。

梶原君が、YouTubeじゃなくて、『ひな段』を何年も頑張ってしまったような感じで、「お前の仕事場はそこじゃねーよ」をやってしまう原因となるのが「過剰なヤル気」です。

ここはメチャクチャ気をつけた方がいいと思うし、自分一人では気づきにくいことだと思うので、気兼ねなく意見を言い合える同世代同士で定期的に話し合って、自分の仕事場を確認した方がいいと思うよ(^-^)v

てなわけで、僕は新作の制作に戻ります。
あとは、宜しくです。

現場からは以上でーーす。

【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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■今振り返ってみて。 

現状では、西野さんの才能は全く枯れてはいない。
(と思う。流石に超一流クリエイターの目線までは再現出来ないので分からん…)

ただ同時に、「いざ枯れてからようやく対策を考える」をやってしまったらそれこそもう手遅れだ。それこそ今までの西野さんの思想設計が、もはや別人になってしまっている事を示す。

コレはもう若手スタッフにお任せするとして…

「お前の仕事場はそこじゃねーよ。」を知りたい場合、簡易的には2つ。

「人間関係」と「謎の連続過失」だ。

前者なら、職種は合っているかもだけれど職場が悪い。転職一択。

後者なら、そも業界自体が身体に合ってない。
そのポンコツさを活かせていない場合は、培った資格や時間にしがみつくのはやめよう。

そしてその上で「どの戦い方が自分らしくて良いか?」を探りたい方は、是非私まで。

その才能、文章にて綴らせていただきます。

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