楽しかったはずの出会いが、悲しい別れに変わってしまった。 ある夜の出来事だった、僕は寂しさを紛らわす為に、予めいれていた出会い系アプリのグループ通話昨日を使った。 そこで1人の女性と出会った、女性は30代、長らく鬱病を患っており、自分と同じように寂しさを埋めるためにグループ通話を始めたとの事だった。 女性とはとても意気投合した、生まれや育ちの事、現環境の話、自分が料理を始めた事や、女性の作るご飯の事、とても長い間電話をしていた。 僕はここで縁が切れてしまうのは勿体ない
目を瞑ると幹線道路を走るトラックの音が聞こえた。 夜行バスは僕を乗せて北へと走る、3ヶ月ぶりの今日という日を僕は少しだけ煙たいと感じていた。 きっかけは5年前、僕が夢を追うために少しばかりの荷物と、リュックからはみ出した不確かな才能だけを持ち上京を決めてから、彼女とは遠距離恋愛になっていた。 それからというもの、3ヶ月というスパンで故郷へと帰郷するのが2人のキメごととなっていた。 しかし、5年と言う歳月はお互いの人生を変えるには充分長く、夢を追うフリーターの僕と、就職
今日は小説の内容も思い浮かばない、無くした離職票も見つからない。 嫌な1日だなぁと思ったので 嫁からお小遣いを貰ってパチンコに行ってきました。 本当は乃木坂46のパチンコをうちたかったのですが ラスイチ空いてた台を座られてしまって 以前1000円投資で3万5000円勝ったギンギラパラダイスの台に座りました。 そうしたらまさかのまた投資1000円目で大当たり！ 9連チャンして4万2000になりました！ これで嫁へのクリスマスプレゼントも買える… 鬱病無職の唯一の稼ぎ口パチ
「僕はその日、悪魔に会った。」 6月の雨が重い雲を運ぶ中、世間はニュースで騒いでいた。 「続いてのニュースです、○○神社にて複数の猫の惨殺死体が発見されました、警察は同一犯による犯行と見て捜査しております。」 物騒だなぁ…と梅雨の湿気で跳ねる毛先を直しながらニュースを横目に支度をしていた。 そそくさと支度を終わらせ玄関へ向かうと、「あんまり夜中に出歩かないの！」と母の声がした。 僕はその声を背に玄関の外へとくりだした。 シトシトと雨の降る夜、街灯もそこそこな道を歩く
「私は大阪の風が好きだ。」 街ゆく酔っ払いからのアルコールの匂い、たこやき屋の焦げ付くような匂い、劇場から聞こえる笑い声、その全てが私は愛おしい。 私がいる故郷(まち)東京は、何処か冷たく全てが無意味に感じられた、帰路の小学生の群れ、イヤホンから流れる音楽、自動ドアが開いた時のパチンコ屋の音、その全てが好きになれなかった。 しかし、どこにいても、残酷に時は私の焦燥感、葛藤を置いて過ぎ去ってしまう。 私は定刻を告げるチャイムをよそに駅へと歩き出す。 手には大阪行きのチケッ
これから短編ストーリーを発信していきます。 皆さんの目に止まってくれたら嬉しいです。 #短編ストーリー #短編小説 #ミニストーリー
