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初めてインドネシアに来て驚いたこと3つ

“Selamat datang di Indonesia”
スラマット・ダタン・ディ・インドネシア

インドネシア語で、「インドネシアへようこそ」という意味です。
ついつい英語の"Welcome to Indonesia"につられて、
"Selamat datang ke Indonesia"としたくなってしまいますが、この場合はdiを使うそうです。
”di"は英語の”in”に近いニュアンスで「(どこどこ)で/に」、
一方、”ke”は英語の”to”、「(どこどこ)へ」という意味です。

さて、初めてインドネシアに来た時に驚いた3つのことについて、少しお話ししたいなと思います。

1.ジャングル!

初めてインドネシアに来たのは、大学卒業後の春休み。今から15年ほど前のことです。私は東京から、彼(今の夫)はオーストラリアから出発し、マレーシアのクアラルンプールで落ち合い、飛行機を乗り換えて、一緒に首都のジャカルタに降り立ちました。
(実は、このクアラルンプールでの待ち合わせで、まさかの事件があったのですが、その話はまた今度。)

彼の実家まではインドネシア国内線を乗り継がなくてはなりませんが、ジャカルタに到着したのは午前中。夕方の乗り継ぎ便まで時間があるため、ジャカルタにいる彼の母方のおばあちゃんとおばさんが空港まで迎えに来てくれ、ジャカルタ市内でランチを一緒することになっていました。

首都のジャカルタには、2つ空港があり、郊外にあるスカルノ・ハッタ国際空港、そして市内に近いハリム・ペルダナクスマ国際空港です。国際線は主にスカルノ・ハッタで、この時もそうでした。

さっそく車に乗り、周りを見ると、ジャングル!ジャングル!うっそうとした熱帯雨林。テレビで見る、インドネシアのあのジャングルそのもの。ジャングルの中に無理やり道路を作った。本当にそんな感じでした。
インドネシアに来るのは初めてでしたが、ジャカルタは東京のような都会と聞いていたし、こんな風景が見えるとは思わず、びっくり。今はすでに整備されていると思いますが、当時はまさにジャングルでした。

2.渋滞がヒドい。運転が荒い。


そして、ジャカルタといえば渋滞ですね。
当時は、インドネシアについてあまり知識がなく、渋滞のことも知らなかったのでしょう。日本では、めったなことでは渋滞にあったことがなかったので、何事だ?とびっくりします。日本で例えるなら、ゴールデンウィークや年末年始の高速道路のような感じです。

さらに、車間距離が半端なく近い。絶対に横入れさせないぞ!という強い意志を感じました。そして、急発進、急ブレーキ当たり前。いや、もしかしたらこれは運転していたおばさんの性格なのかもしれませんが(笑)でも、他の車もみても、なかなか日本ではお見掛けしないアグレッシブな運転をします。

おそらくですが、これはお店やレストランなどで並んでいるときの割り込みにも通じる精神で、「我が先」でないといつになっても自分の番は来ない、ということなのだと思います。日本人のように、皆整列して、自分の番の待つ。割り込むなんでマナーが悪いなどという概念はあまりありません。人口世界第4位の国ですから、そうもしないとやっていけないのかもしれません。

3.お金で解決

ジャカルタでの楽しいランチの時間も終わり、また空港に戻らなければなりません。あまりにも昔のことで詳しいことは忘れてしまったのですが、そもそも出発するのが遅かったのか、例のごとく渋滞がひどかったかで、チェックインするはずの時間より遅く空港に到着してしまいます。

当時は、まったくインドネシア語ができず、彼とおばあちゃんやおばさんとの会話が理解できず、彼も詳しいことはあまり教えてくれなかったので、ここからは私の想像も混じっていますが、こんな感じです。

まず、おばさんが空港の航空会社のチケットカウンターで何やら交渉。ちらりと現金を手渡すのが見えます。すると、「もう大丈夫、この便に乗りなさいね」というようなことをおばさんが言っています。すると、彼が「いやいや、それはできないよ。僕が...。」みたいなことを言い、お金を渡そうとしますが、おばさんは断固拒否。そのまま、「ありがとー!」「またねー!」とお別れします。

つまり、おばさんがお金を払い、便を変更してくれたようです。ただ、それが通常の正式な手続きなのか、航空会社の人にチップを渡して、やってもらったのかは謎です。今はだいぶ少なくなってきましたが、当時はまだ空港の税関、ビザを発行するイミグレーションや警察など、ちょっとした賄賂を要求するのは当たり前。市民も、お金で円滑にいくなら払っちゃおうって人がいたのも事実かなと思います。これも、日本ではないですよね。

ここらへんのお話は、実際に、私が経験した話もあるので、またの機会に書こうと思います。

それでは、今日はこの辺で。
以上、私がおよそ15年前に初めてインドネシアに来てびっくりしたこと3つでした。

Sampai jumpa lagi! 
サンパイ・ジュンパ・ラギ

またお会いしましょう!


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