刺繍のサンプルが届くの巻2020/12/2
今日はきちんと仕事の話。
刺繍のサンプルが届いた。20×20の布のきれっぱしに刺繍が付いてるやつ一つと、色んな色の糸帳が一つ。
僕がノートの端っこにフリーハンドで書いた刺繍のデザインが、しっかりと形になって送られてきた。
素晴らしい仕事をする。ありがとう。
変更点は無いかと聞かれたので、「これで大丈夫です。」と返信。本日のお仕事終了。
これからインスタアカウントを育てたり、販売サイト自体を作ったりと、色々やることがあるけど、とにかくサンプルが出来上がらないと動きようがない。
しかしこれは、待つしかない。いつか工場も持ちたい。そうすればもっと自由に商品開発が出来る。
まぁ今はとにかく、焦らない。落ち着いて出来ることをやる。
昨日は、ザッポスの奇跡(改良版)という本を読んでいた。
最近創業者であるトニーシェイという方が46歳という若さで亡くなったらしいというニュースから辿り着いたこのザッポスという企業は、アメリカ合衆国の靴のオンラインショップだ。
多分、ゾゾタウンの靴版のようなものだとイメージする。
この本に書かれているのは、ザッポスという企業が非常に革新的だという事。
始めこの本を読み始めた時は、またか。。。。。。。。というような思いだった。
「革新的」という言葉は、とにかく薄っぺらだ。何にでも使える。
つまり特別褒める所が無い企業を褒める場合に、使う言葉だと思っている。
全ての技術は革新的に決まっているのだ。
しかし、ザッポスは違った。
ザッポスの何が「革新的」かというと、とにかく「顧客や従業員に優しい」という点であるとこの作者は語っている。
これまでの企業は、顧客、従業員、取引先のどれか一つを泣かさなければならないのが、当たり前だったのに対し、ザッポスは全てを幸せにすることをビジョンとしており、そのための仕組み作りをしているのが、「革新的」なのだ。
それを象徴する話として、こんなものがあった。
ザッポスは、電話のオペレーターにマニュアルを作っていない。
オペレーターが、自分の判断で、顧客の事をきちんと考えて寄り添い、電話をするのだ。
確かに、これはありそうであまりない発想かもしれない。
今日僕は楽天証券に問い合わせがあって電話を掛けたけれど、オペレーターはマニュアル通りの動きで、ロボットかと思うほどだった。
このように、ザッポスは今までにない企業なのだそうだ。
このザッポスから学ぶことは多い。
とにかくとにかく、僕も顧客に寄り添う事が大事だと感じた。
どれだけ手間がかかっても、お客さんには心から感謝して寄り添おうと思う。
それが、ネット時代に必要な考え方のような気がする。
僕のような個人は、ユニクロと違い大量に安く商品を作ることが出来ない。
つまり単価を上げるしかない。しかしその分、サービス込みで顧客にきちんと対応する事こそが、重要になってくると思う。
ユニクロには顧客一人一人にサービスすることはできないという弱点がある。
大量生産大量販売だからだ。
そこを付き、僕達はファンを増やし、口コミでスケールしていくしかない。
総合するとネットでアパレルブランドをやる上でもっと重要な事はこの二つだと僕は考える。
一つ、とにかく表現したい世界観を徹底して作り上げる事。
販売サイト、SNS、もちろん商品。全てを含め、徹底してやりきること。
二つ、お客さんをとにかく大切にし、心から感謝する事。
今回はこの二つ目を学べたという点で、ザッポスに出会えてよかったと思う。
また明日。
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