【企画参加】ひとり暮らしの思い出のアイツ
こんばんは マルベリーです。
今日は、メディアパルさんのこちらの企画に参加します。私のひとり暮らしの思い出を書いてみようと思います。
人生の中で、ひとりで暮らした期間はどのくらいあるだろう。
私の場合は、社会人になってからの3年7か月、単身赴任の2年間のあわせて6年に満たない期間だ。
そうか そんなもんなんだ
意外に短いなぁ
一番忘れられない出来事って何だろう…
アイツだ! アイツしかいない!!
***
たしか夏だ。休日で、部屋の窓を大きく開けて、掃除をしていたと思う。
窓を開けた部屋ではなく、台所か玄関か、別のところにいたと思う。手に掃除機を持っていたはずだ。
キリキリ キリキリ キリキリ と聞き慣れない音が聞こえてきた。
うん? 何の音だ?
音が聞こえてくる、窓のある部屋に入ると、窓枠にアイツがいた。
カミキリムシ ⁈
触角を揺らしているが、アイツはじーっとしていた。触角の動く範囲が広くて、めちゃくちゃでかく感じた。存在感がすごかった。
しばらく目を離さないで 静かに座り、様子を伺っていた。
逃げてくれないかなぁ・・・
どのくらい待っただろうか。かなりの時間だ。
でも、一向に逃げてくれない。
仕方ない。逃げるようにしないとだめだ。
意を決した。
身の回りにある長そうな棒を探す。
(このときも、視野にはアイツを入れたままで)
菜箸…だめだ。短すぎる。アイツに菜箸の届く距離では近寄れない。挟むなんて絶対無理だ。
お風呂のお湯を攪拌するもの…菜箸よりは長いけど、イマイチだな。
掃除機…よし、これだ。これでいこう。向かってきたら、吸うこともできるし、大丈夫かもしれない。
掃除機の柄を最大限に伸ばして、手に持って、アイツの体に直接当たらないよう、エイッ、エイッと、掃除機の柄を振って、窓から外に逃がそうと必死に格闘した。
だけど、窓枠をしっかりつかんでいるのか、なかなか逃げてくれない。
掃除機を近づけてみると、アイツのカラダは、掃除機のホースには入らない大きさで、吸い込むことはできないとわかった。
お願いだから、出て行って~!!!
何とか窓から逃げてくれた。
***
この記事を書くにあたって、記憶を頼りにネットでアイツを探してみた。
名前は、ゴマダラカミキリだった。
今も、アイツが部屋に入ってきたらどうすればよいのか わからない。
だから
網戸のない窓を大きく開けることは、絶対にしない
ようにしている。
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