幼い頃の不思議な感覚を想い出して、 見えない世界とも繋がりたい!そんな話。

わたしが休学を決めるきっかけとなった気持ちの一つに、「子どもの頃の感覚を思い出したい!」というものがあった。

保育園の頃。使い方を何一つ知らない、初めて手に取った道具。なぜかわからないけど、誰に教わるでもなく、「使えるようになる」「やり方がわかるようになる」と感じていた。

実際、使っていくうちに、道具が教えてくれたのか、どんなにクセのあるものでも、「こうすればいいんだ!」と感覚的にわかるときがきて、上手に使えるようになっていた。どんなものでも、「絶対にできるようになるはず」と感じていて、結果どれもそうなった。

「あの不思議な感覚はいったい何だったんだろう?あの感覚を思い出したい!」

そういう思いがずっとあった。

そして昨日。地元近くにある古くからの城跡を訪れた。

城壁として何百年も崩れることもなく、立派に積み上げられた高さ2メートルほどの石垣。「昔の人はどうしてこんなにすごいことができたんだろう??」と思った。

その時に、わたしの幼い頃の、「よくわからないけど感覚的にできるようになる」といういくつもの体験を思い出した。

そうか。もしかしたら、わたしが小さい頃そうだったように、昔の人も、石垣を作りながら、どうしたら積み上げられるのか、感覚的にわかるようになっていったのかも!そう思った。

頭で考えても分かりはしないけれど、道具や自然とつながる感覚。自分も自然の一部。そう感じれるところに身を置けば、すべて、自然が教えてくれるのかもしれない。そう思った。

沖縄には昔から、ノロやユタといった、神々や超自然的世界と交信できる霊的能力を持った人が存在していて、ノロは琉球王国の国家公務員として国家の繁栄と安泰のために祈っていたとされるほど、見えない何かや超越的な声を信じるのが当たり前の文化としてあった。今でも、その文化は残っているが、個人的にわたしはこれまで、「そんなのまやかしだ!」と思っていた。

でも、旅をして色んな人と出会い色んなことを見聞き体験する中で、見えない何かや超越的な声は本当に存在するんだ!ということを確信して、今では見えない世界と繋がりたい!という気持ちが強くなっている。

これまでは、特別な才能を持ったすごい人(「歌詞が降ってきたんです」とかスーパーかっこいいことを言っているアーティストの方々とか)にしかできない技だと思っていたけど、誰しもがきっと、チャンネルさえ合わせることができれば、超越的な何かとつながって、メッセージを受け取ることができる。わたしも。あなたも。そう思っている。

誰もが幼い頃はきっと持っていた、忘れ去られた感覚。自分の内に眠っている感覚を「そろそろまた出ておいで!」と呼び起こして、感覚の通りに動けたら。見えない世界と繋がれたら。

考えるだけで、わくわくが止まらない!

昨日の朝、久々に帰ってきた実家のオーブンで、クッキーを焼いてみた。今まで色んなところで作らせてもらった経験から考えたら、絶対失敗しないでサックサクのクッキーが作れるはずだったのに、お家のオーブンはクセがあって、焼き加減が非常に難しい。結局、納得のいくサクサククッキーは作れなかった。うまく作れる!と予想していたのもあって、結構がっかりしちゃったけど、このオーブンさんはきっと、わたしが幼い頃に感じていた、「なぜかわからないけど使えるようになっていく」、という、あの感覚を思い出させるために与えられたもので、このオーブンさんで美味しいサクサククッキーを作れるようになるのは、わたしの新たなミッションなんだ!と思っている。笑

このオーブンさんをわたしは使いこなして、サクサククッキーは焼けるのか!?

新たなミッションクリア!の日が訪れるのが楽しみだ。笑


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