another language 会話
Manzu,Doumone.
Anda ima nanusutedano?
Nanumo,nandarikandari sutesuta.
Agatteigain.
Ojyakko demo nonnbeshi.
《 訳:こんな感じ 》
まんづ、どぅもねぇ。
(あら、どうもね)
あんだ いま なぬすてだの?
(あなた いま 何してたの?)
なぬも なんだりかんだりすてすた
(何も 色々としてましたよ)
あがっていがいん
(あがっていきなさいよ)
おぢゃっこでものむべし
(お茶でものみましょうよ)
《 メモ 》
農家仕事の合間にちょこっと顔を見に来たり、回覧板を回しに来たついでに近況を話して言ったり。
何げないコミュニケーションが、心の絆に。
お茶請けはもちろん自慢の漬物やお煮付け。畑で採れたもので作るあるもの料理だけれど、食べて話して苦労も笑いに変えながら、逞しく生きてきた先人たちの姿。
時には昔話に花が咲き、話題は尽きないのでした。
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。