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奨学金返済免除の結果が届く

7月27日、住んでいるアパートに1通の知らせが届いた。

大学院生のときに借りていた第一種奨学金の返済免除申請の結果だった。

私はFラン大学を出たあと、地方国立の大学院へと進学した。

大学時代について、詳しく知りたい方はこちら。

大学院に進むときに、大学の指導教員から言われた「第一種奨学金はなにがなんでも借りたほうが良い」との言葉に促され、入学してすぐに奨学金申請へと向かった。

話を聞いてから気づいたが、大学院生の第一種奨学金は大学とは違って、親の年収に左右されることなく、借りることができる。そのため、希望したほとんどの学生が借りることができる。

大学生のときに借りる奨学金とは大違いだ。
ちなみに、私は親の影響で【奨学金はただの借金】との気持ちがあり、奨学金を大いに毛嫌いしていた。(大学生のとき、学費は子供のいない叔父夫婦に借り、生活費は親から出してもらっていたため、奨学金は借りていなかった)。そのため、大学院で奨学金の説明を聞いてからネットや資料を読み漁り、正しい情報を集めることに奔走した。

その上で、第一種奨学金を借りた理由が大きく2つ。
1.成績優秀者と認められれば、返済免除(半額 or 全額)を受けることができること
2.返済金額に利子がつかないこと

1つめの理由は長くなりそうだから、先に2つめの理由を先に述べる。
基本的に奨学金には第一種と第二種があり、第一種には返済金額に利子がつかない(第二種も民間企業に借りるよりは超低金利であるが、今回の話には関係ないので割愛)。つまり、借りた額と同じだけ返せばよい。借金だということに変わりはないが、地道に返すことのできない金額ではない。そう考えた。

そして、次に大きな1つめの理由だ。大学院生の第一種奨学金は、一生懸命に研究に取り組めば約210万円を返済する必要が無くなる。理系大学院生だと、論文投稿や学会発表の他にも、優秀な学生であれば特許申請や本の執筆までする学生もいるようだ。(文系や体育系であれば、関連するボランティアや大会成績も加味される)驚きである。ただ、そこまではいかなくても研究にて結果をある程度残すことができれば返済免除、つまりそのままお金をもらうことができる。お金など、腐ることも無いのだからいくらあっても困らない(「価値は変動するぞ」等の反論は怖いからやめて欲しい)。

また、これは真面目に研究に取り組む原動力にもなる。私立のFラン大学から地方国立に進学した私には【大学院での研究】に少なからず、不安があった。在籍した大学の学部には大学院がなく、研究室もなかった。学部での研究は計測機器が置いてある部屋の小さな机でコソコソとやり、パソコンを使うときは図書館や自習室に行っていた。そのため、大学院生の生活が全く想像できなかった。どのくらい研究室にいて、どのくらい講義を受け、どの程度の研究結果が学生に求められているのか、検討もつかなかった。ただ、大学の指導教員や学部の他の先生方から言われる「大学院は大変だけど、お前ならやれるよ」の言葉を信じることしかできなかった。大学院について、その程度の知識しかなかったため、たとえ大学院生活がキツクても、奨学金を借りれば、奨学金返済免除を実現するために自分を律して頑張ることができるのではないかと考えた。

以上が、第一種奨学金を借りた理由である。

さて、ここまで読んでくれた人はもう察しているかもしれないが、私の免除申請結果は以下のとおりだった。

ありがとう、JASSO。
半分は証券口座にすべてぶち込んで、投資の勉強を行おうと思っている。

次回は、『なぜ、Fラン大学出身の学生が奨学金の全額返還免除を受けることができるのか』について書きたいと思う。
おそらく、Fランク大学に在籍している学生は特に知りたいはずの内容であると思う。

では、また。
暑さに負けず、頑張っていきましょう!!

むこ

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