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岸部露伴の追求するリアリティは勉強にも必要じゃあないか
こんにちは。武庫之荘(兵庫県尼崎市)で塾を運営する、ベストワン武庫之荘郵便局となりs校のnote運営部です。
今日は、先日見に行った映画「岸部露伴ルーブルへ行く」からインスピレーションを受けて記事を書きます。(ネタバレはありません。)
岸部露伴は動かないとは
岸部露伴とはジョジョの奇妙な冒険に出てくるキャラクターで、漫画家です。人の心を本にして読むことができる、「ヘヴンズドアー」とよばれる能力を持っています。
その岸部露伴を主人公とした作品が「岸部露伴は動かない」であり、NHKでドラマ化されました。
不躾ながら、私は漫画からではなく、ドラマからハマった、いわゆるミーハーです。今回、岸部露伴が映画になったというわけで意気揚々と観に行ってきたわけです。
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岸部露伴の追い求めるリアリティ
岸部露伴は漫画家です。そんな彼が追求するものは「リアリティ」。
たった、一コマのために、空巣が入ってくるようにカギを空けておくなど、(ドラマ第一話より)しばしば、危険をも顧みない行動をとります。
「普通の泥棒・・・そんなものは存在しない。生い立ちがあり、泥棒になった背景がある。(中略)
それを踏まえて書くセリフにはリアリティがある。生きたセリフになるんだ。」
「嘘っぽいセリフ一つが、作品すべてを台無しにしてしまうんだッ!!!」
リアリティがなぜ勉強に必要か
そんな露伴作品を見ていると、リアリティこそ勉強もしくは広義的に学びにも必要なのではないかと感じるように成りました。
勉強はつまらない
通常、勉強というと、プラスのイメージを持つ人は多くはないでしょう。テストがあるから勉強しないといけない、会社で資格を取らないといけないから勉強しないといけない。など。
さらに、勉強する内容も抽象的でどこかイメージがしづらいものが多い。つまり、「リアリティ」が乏しいのです。
「リアリティ」を感じた出来事
私自身、リアリティを学びで感じたことがあります。それは高校生の頃です。
皆様は「興福寺の仏頭」をご存知でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1686724013768-gUOuFOGZLd.jpg)
当時の日本史の教科書には小さな証明写真のような画像が載っていました。
正直、仏像かなんかの頭だけが今も残ってるんだな。ぐらいしか印象はなかったです。
後日、友人と奈良観光へ行くことになったのですが、そこで「興福寺仏頭」が展示されていたのです。
私は衝撃を受けました。
「でかい。」
教科書の中でしか見たことのない、一枚の画像に過ぎなかったものが、その大きさと質感とが一挙に私に押し寄せてきました。
正直そこまで、受験知識的には重要ではないかもしれません。しかし、これを契機に白鳳文化とは何か、時代背景などを調べる契機になったのも事実です。
まさに、リアリティを感じたことによる、学びの質の向上と言っても過言ではないでしょう。
ちょっとしたことで、勉強・学びへのモチベーションは変わる
受験に関わらず、勉強は知識量が膨大です。単純に記憶するだけでは、苦痛しか残りません。中には、どうしても覚えにくい内容もあるでしょうし、モチベーションが続かない教科もあるでしょう。
そんな場合は、ぜひ「リアリティ」を感じられるように何か手を考えてみてください。実物を見に行ってみるとか、使われている場面を想像してみるとか、手段はいくらでもあります。
きっと、強烈な体験と共に、あなたの記憶に残り続けることでしょう。
もしかすると、人生を捧げても追求したい「リアリティ」がそこにはあるかもしれませんよ。
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