赤い闇 スターリンの冷たい大地で
本日2本目に観た映画です。
予告編から伝わってくるソ連の飢餓とそれを追っていく臨場感に惹かれて観ました。
正直いうと思ったよりも淡白な作品でしたね。確かに追いかけられるシーンがあったりと、危機迫る感じがありましたが、淡々としていて、予想よりも起伏がない分にもったいない感じがしました。
これを面白くないと一言で片付けられないのは、この主人公の真相、真実に近づきたい性格の表れに見えるからでしょうか。ガレスはピューリッツァー賞受賞者のパーティでも酒や女に溺れなかったところ、エイダとの関係性、ウクライナへ行って真実を見るために文章を偽造すること。
これらはストイックに見えるんですよね。唐突な危機がないのもちょっと納得できるんですけど。
だからこそ、真実がもみ消されそうになったときの世間の目に対する涙も納得できるんです。
しかし、題材のわりに飢餓だけを見てきた、少しだけ体験してきた。そういう風にも見えてしまいました。
勿体ない作品です。
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