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今の職場では決して言わないこと。

今の職場に変わり半年、ハッキリ言って辛い。何が辛いかと言うと自分の好きなことを好きだと言う話が出来るほど心を許せる人がいないことである。
余談だが私は2年前にとても居心地の良かった職場をとある理由から去ることになり、そこから何度となく新しいパートに就くも長続きしないのである。心を許せる人がいる職場というのは本当に有難いものなのだと失ってから痛感している。

大抵の人は推しがいて、推しの話が出来るのが一般的だと思う。私にも一途に推した韓流俳優がいたのだが、あまり複数で一緒にキャッキャウフフが出来ない性分なため、今はひっそりと応援するに留まっている。そんなノーマルで誰もがとっつきやすい内容であれば特に憚られることもなく口に出せると言うものだが、ここで勿体ぶっても仕方がないのでさっさと発表してしまうと、「私はセクシー女優さんが好き」なのである。

こうして公表するとストレートに健全な方だと「俺もっす!」とか「小生もです」と食いついてくださる方もいるのかも知れないが、私はAVでしっかり彼女達の本業を見る傍で自身が女性ということもあるのでファッションアイコンとして見ていたり、自身のボディメイクの参考にするといったところもあり、単純に「可愛いし好き!」という様に素直に推している部分もあり。

きっと私がこんなことを職場で熱く語ろうものなら、もともと私に興味があるといった風でもない人たちなのだから真っ先に「へえ」で終わるか食いついたとしても「えー、きっも!」で終わってしまうだろう。まあ、良さを解らない人に理解してもらおうとも思わないので、そもそもこんなことを話すわけもなく。話せるわけもなく。

セクシー女優さん達の貪欲に仕事をする様、ポジティブに仕事に打ち込む姿、若いのにきちんと『生きること』と向き合っている彼女達から学ぶことも沢山あるし、きちんと選んでこの職業を全うしているという人生の選択や覚悟にも感動する。女性であることを目一杯生きている、ある意味とても生々しくも凛としている『生き様』がかっこいいと思うから好きなのだ。

小さな少女がセーラームーンやプリキュアといった女性戦士に憧れるそれの様な気持ちでセクシー女優をかっこいいとか可愛いとか言っては推しているというだけの話だ。あんなに可愛くて可憐な見た目なのにエッチなことをあけすけなく言えてしまうところも好きだ。好きなことを追求して、作家業をしたりアパレルデザイナーやったり、おしゃれな写真集を出したり、アットホームにインスタライブでコメント返してくれたりする彼女達が好き。

そんな私の『好き』を「好きだ!」と素直に声を大にして言えないのはとても残念に思うし、それを言えるほど心を許す職場の人間がいない事実もまた寂しかったりもする。

ジェンダーレスを半ば強引に理解させられようとしている昨今、そういうことじゃないと思う。『好きなものを好き』と素直に表現できる世の中が自然にジェンダーレスを受け入れたり他人を理解して受け入れていく世の中になるんじゃないだろうか。大きな目で見れば戦争だってなくなるんじゃないだろうか。

と、何を真面目に最終的に飛躍させてまでこんなことを夜中に弁論しているんだろうか。

難しいことはともかくとして、とにかく私は『セクシー女優が好き!!』ただそれだけのことである。

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