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ダレン・シャンに出会った時のお話

人生を変えた一冊なんてそんな大層なものでもないのですが、大好きで大好きでたまらないそんな一冊を紹介させて下さい。

タイトルで引き付けられた人、私と同志(?)です。握手したい!!本当に本当に大好きな本なのです。

きっかけは小学3年生の時にクラスの本棚に置かれていた単行本でした。最初は「なんか見たことあるタイトルだな」と思っていました。学校の図書館に置かれていて大体超有名なハリーポッターと一緒に並んでいたので、中身は知らないけれどファンタジーなのかなぁとなんとなく内容も知らないまま考えていました。そのダレン・シャンは単行本ではなく分厚い本でなんとなく重厚感があって、まだ小学3年生になりたてだった私にはレベルが高そうに見えていました。

(他の記事を読んでいると同じように図書室に置いてあるのを見たことがある人、ハリーポッターと並んでいた印象が多い人が多くて少し微笑ましくなります。私と一緒だ!と皆思うんだろうな。)

で、その教室に置かれていた単行本をなかなか手に取ることはありませんでした。なぜか1巻しか置かれていなかったのです。なんでやねん!!!!全12巻分揃えてよ!!!!と今では思うのですがその一冊がほんとの最初のきっかけでした。

小学生になった当時は謎のプライドで分厚い本しか読まない!と決めていました。なんとなく絵本みたいな気がして児童書と呼ばれる挿絵の入った本ですらなんとなく嫌で、高学年が読むような少し分厚めの本を選んでいた私。まぁ、そんな本好きで読むような子供ではなかったですね。それこそ本好きに育ててくれたのがダレン・シャンでした。

なんとなく手に取って読んでみました。最初はなんとなくへ~子供だけで変なサーカスに行くんやな、ふむ。と読んでいました。そこから話がぐんと進んでいきます。ネタバレはしないようにするので本の内容を知りたい方は読むか他のサイトへGOです!

私がここで一気に引き付けられるセリフがあるのですが「おまえに死んでもらおうか!!」です。271ページの1巻終盤に差し掛かる辺りなんですが、ここで心臓を撃ち抜かれました。このセリフが誰に向けられて誰が言ったのかはここでは話しませんが、もうここからは一心不乱に読んでいきました。めちゃくちゃおもろい!!!と、わくわくドキドキしながら読んだあの感覚が今でも大好きです。

そこからは早かったです。中古の本屋さんに1巻読むたびに買いに行っては帰って速攻で読んでました。10巻とか夜2時間で読んで涙と鼻水が止まらなくって。中学生になっても高校生になっても、大人になって1人暮らしを始めた時も引っ越しで12巻全部持って行って今手元にあります。隣にあるっていいな…。

そしてダレン・シャンの漫画が出ていることを皆さんご存じでしょうか?もうね、これが第2の火付け役でした。ちょっとここでネタバレなんですが少しづつ違う内容があります。単行本1巻分に収めて描写しないといけないので細かいところなんかはやっぱり端折らないといけなくなってくるので。でもね、ここも本家と比べてみるのもめちゃくちゃ楽しい!手っ取り早く読みたい方は是非漫画版を読んでみてください。

しかもね~~!いや、ここは言いたいところですが、やっぱりやめておきます。最終章のラストがマジで激熱です。心臓がぎゅうううううってなる。是非読んだことがない方はとりあえず271ページまで読んでみてください。話はそこからです。割と字が大きく読みやすいです。

ここまで熱く語ってきましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。中古で売っていることがほとんどなので古本屋に行く用事があれば児童書コーナーに足を運んでみてはいかがしょうか。

ではこの辺で。蜘蛛が苦手な人もきっと好きになりますよ、ふふ。

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