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好き嫌いをいい悪いに置き換えてしまう地雷について

もめごとですらない、対人間の地雷のうちの一つが、
自分の価値観を人に当てはめる
ことではなく、
自分の価値観を当てはめたことを無意識にごまかしてしまう
ことです。
この作用を自覚していない人ほど、インターネットにおいて、イマジナリーエネミー(脳内が生み出した敵)を勝手に作り出し、勝手に戦いをはじめて勝手に傷ついたり、傷つけたり被害者面したりします。
※オフラインで同様ですが、対象範囲が広いのが違いでしょうか
業種や属性の区別なく散見される現象なので、無料パートでこれをまとめて行って、セラピスト界隈の地雷を購読されている方向けに書いていく形をとります。

良くあるイライラの種

なんやかんやありませんか?
なんとなく気に入らない人や、なんとなく好きになれない物事。
中には、嫌いではないけれど、わちゃわちゃされると急激にいらいらするとか、そういう者たち。
これって別に悪い事ではないですよね。
人間好き嫌いはだれしもあります。
どれだけ中立的に意識している人でも、この傾きは存在します。
問題はそれを認められるかです。
好き嫌いを認められないと人はどうなるでしょう?
それを正当化する行動が起こります。
これを合理化と言います。
合理化とは、

(1) 諸個人が自己正当化という意図をもってみずからの行為の動機を意識的あるいはなかば無意識的に隠蔽して,社会的な承認を獲得しようとすること,あるいはその理屈づけを意味する。 S.フロイト以来,一種の自我防衛機制とみなされ,無意識のうちにとられる不安回避の一つの手段であると考えられている。 (2) 資本主義社会で,資本が利潤率低落や資本間競争などの背景から労働生産性を増大させるために労働過程での機械化,自動化といった手段で行う労働力節減,あるいはその政策のこと。 (3) 「普遍的な意味と普遍的な妥当性をもった発展過程」としての近代ヨーロッパ社会を,人類史の壮大な構図のなかに位置づける M.ウェーバーが,その構図の全体として提出したのが,徹底的合理化過程としての歴史という像であった。この過程は一方での形式的合理化と他方での実質的合理化という2側面が,相互に逆説的に重層し合う。一方が他方を不可欠の媒介環として要請することのなかから新たな展開の起動力が生じるというように,相互排他性と相互転換性あるいは型の移行が同時に包み込まれる形で想定されている。

https://kotobank.jp/word/%E5%90%88%E7%90%86%E5%8C%96-63342

合理化は無意識に起きるため、次の行動群を引き起こすと思われます。

・嫌味
・皮肉
・対象を承認する人への敵意
・相手が間違っているという思想

通常これらの発露も別に悪くはないです。
しかし、合理化には無意識的に承認を集めようとする働きがあるため、これ等の行動を正当化しようとします。
そうすると、相手が間違っているかのような言動を繰り返しとるようになり、それに賛同する人を集めるような動きを見せていきます。
自分が観測できているだけでも、

・自分が攻撃したい対象の周りを傷つけたくて、その人のコミュニティに紛れ込んで暴れ散らす
・自分の意見に賛同してくれる人を集め、その人たちぐるみで攻撃対象や、その周りの人に石を投げる
・その人をけなしたい一心でその人が支持する特定政党と相克する政党を無理やり擁護する
・揚げ足をとり散らす
・攻撃対象の周りを宗教と揶揄し、それをよしとする宗教団体を結成する
・上記行動が相手にされないとひたすらエスカレートする

というのが起きます。
そうすると、攻撃されている側にも、黙っていない人が出てきます。
出てこないで永久にこすらせておく人ももちろんいます。
これはやられている側が選択することです。

しかし、もし反撃された場合、これ等の行動をとる合理化マンにおきるのは、急激な被害者意識の増大です。
無理もありません。
ただの好き嫌いがいつの間にか、善悪にすり替わっている自覚がないまま、彼彼女の中では正義の行いをしているのに、悔い改めないばかりか攻撃してくるのは異常事態です。
とても傷つきます。
これを打たれ弱いと揶揄することは自分にはできません。
本人たち的には大事件が起きているはずで、犯人が急に襲い掛かってきて大けがをした感覚なのだと思うので。
まあ自業自得なんですけど、それは彼ら彼女らと違う世界線の話なので、交わらないです。
そして、この結果、殴り返した側にも問題が発生します。

武を用いた後の話

打ち払うという選択はもっともなものなので、それは悪いとは全く思いません。
が、殴り返した後、先方が被害者化した後であれば、話は違ってきます。
少なくとも当事者以外から見た際には、力関係は殴り返したほうが圧倒的強者に映っています
これは見え方の問題なので、これを念頭に置いて考えないといけないのですが、もっとも面倒になるのがオーバーキル(はたからそう見えた場合)してしまった場合です。
体験談ベースで恐縮ですが、大体亡霊と、それを見て反発する人が出ます。
亡霊とは、殴り返された人が陰口永久機関に転生したり、何処かで自分を正当化する講演会を無限開催する事を指します。
超レアケースとして、別の誰かに成りすまして、あえて叩かれる言動をして、やっぱりあいつらあくどいっていうトラップ戦法をとる人もいます。
そしてオーバーキルを見た人の中には、やりすぎだと反発する人が出てきます。
これが紛争の種になります。
大体皮膚感覚としては、一回殴り返したら、腹一分目くらいでやめておくくらいが適正だと思いますが、ずっとやられていた人からすると、中々ここでは止まれません。
その意識がなくても3分目くらいまで殴っちゃって、はたから見たらそのレベルですらオーバーキルに映ります。
世の中って勝手ですね。

実際あった事例を紹介します。
これらの事例は複数紹介してもくどいので、1個にとどめますけれど、似たようなことはいろんなところで見てます(N=1(自分)。

実際あった事例

これは具体名を出してしまいます。

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