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依存体質からの脱出

私は中学校くらいから自分が依存体質なことに気が付いていた。
だけれども、その体質を改善する術を持ち合わせていなかった。

なので、積極的に一人でいる練習を大学時代にすることにした。
そしたら、病んだ(笑)

けれど、私はとても大切なことに気が付いた。
私は今の今まで自分自身を大切にしてこなかったんだと。
私は自分から自分を落としていたのだと。

そして周囲との差を垣間見た。けれどそれは学校の家庭科や保険で習うような本当に基本的なことだった。

健全な人は寝付くのに1時間もかからない。
健全な人は未来に対してポジティブに考えられる。
健全な家庭では、話し合いができる。
健全な親は、子供を貶めたりしない。支配しようとしない。

私の家族は明らかに機能不全であったのだ。
そしてその重苦しさは主観的なものであっても否定されない事実であると。

私は病気になることで、自分の環境のおかしさに気付いた。そして自分が今まで必死に生きていたのだと思った。

これでは依存体質になっていても全くおかしくないことだ。というか、依存体質であることによって、自分を守っていたことに気が付いた。本当に苦しかった。

大学に戻ってからは、自分を大切にすることにした。するとどうだ!!
周囲が心地よい人間関係で埋まっていくではないか!!ああ人生!!!こんなにも簡単なことだったのか!!!

また私は大学のカウンセリングに通い始め、臨床心理士の先生と月に1~2回ほど話すようになった。するとまたまたいくつかの気づきがあった。

"人間関係は自分を知ること"、"人間関係は自分を心地よくするもの"とかだ。私は心底驚いた!!今までの人間関係は気を使いまくり、謙遜しまくりの地獄だったのだ!!けれどどうだ!!人間関係は自分のためにアルってさ!!!まじで驚いた!!

カウンセリングに通うことで、自分の中の歪みに気付く日々だった。ただとってもシンプルだ。自分が主観的に楽になるような人間関係が善であり、真であるのだ。そしてそのような人間関係はお互いに心地よく感じるらしいのだ。なんじゃそりゃ!そんな幸せな関係だったのか人間関係って!!と思った。

一番衝撃だったのが、孤独になるにつれて、他人と関わる機会が多くなることだ。これは本当に驚いたパラドックスだった。しかも孤独になるにつれて寂しさがなくなっていくというわけのわからん状態になる。あれはもうすごい!!!

そんなこんなで私は気づいたら依存体質を改善していた。私はずっと一人だと思っていたけど、実はそうではなく、しかも孤独になるにつれて、友達や親友が増えていくという謎現象を見ていた。いろんな人に依存することで依存しなくなるのだ。This is a paradox。




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