2014/3/4 TOPPANのエントリーシート
学生時代、特に力を入れたことは何ですか。2点挙げて下さい。
私が、学生時代に力を入れたことはアプリの開発とアルバイトです。なぜアプリの開発を、行ったかたというと、iPhoneやAndroidの端末がこれほどまでに普及してきて、世の中が大きく変わろうとしている時に、自分のアイデアによってその変革の波に乗るのは面白いと考えたからです。次に、アルバイトに精を出した理由は、いろいろなアルバイトを経験することによって、少しでも学生とは異なる社会人の考え方を知りたかったためです。アルバイトは2年間、新聞社でニュース配信の仕事に携わりました。
トッパンを志望する理由は何ですか。興味のある分野とその理由を合わせてご記入ください。
私が、貴社を志望する理由は必ず企画職に就けることと、印刷テクノロジーを中心とした幅広いビジネスに携われるからです。私が特にやってみたい仕事は、商品の店頭でのプロモーション活動に変革を起こすことです。最近はO2Oというバズワードが流行っているように、オンライン上で獲得した顧客と、オフラインつまり実店舗を結ぶことが注目されています。私が考える新たなプロモーション活動とは、そこに実際に行くことでしか体感することができないコンテンツを提供することです。例えば簡単に思いつくことでは、そこに行けば何かのゲームのアイテムや、待ち受け画像が手に入るというものですが、それだけではなく、拡張現実の技術を使って、彼女がいない人には擬似的に彼女ができて、一緒に買い物ができるといった面白いプロモーション活動を店頭で、展開することが私の夢です。それによって単に物を購入するという作業にも、エンタテイメントの要素を含ませて買い物をもっと楽しくしたいです。
あなたが企画職を選んだ理由と自身のアピールポイントを教えて下さい。
私が企画職を選んだ理由は、自分が心の底から企画をしたい人間だと考えているからです。何かモノを見た時に、自分だったらこう作るだろうなと問題点をすぐに発見し、改善案を考えることが好きだからです。そして自分でも何か企画を立てて、自分1人で実現させるために、Androidのアプリを作っています。このアイデアを考え、プログラミングで実装するという経験は貴社に入社することが叶っても活かすことできると考えております。
あなたの考えにタイトルをつけて下さい。
2020年までに、広告はKYOKOKU(競告、今日告、興告)へと進化する
あなたが考える2020年の社会と、ビジネス上の注目ポイントは何ですか。
私が考える2020年の社会では、スマートフォンが当たり前のように普及し、さらにウエラブルデバイスへと人々の関心が移っていると予想します。ウエラブルデバイスが一般的に使われるようになると、見ているものから直接、情報を得ることができたりします。そこでのビジネス上の注目のポイントとは、街や電車の中で広告を見ると、素早く自分の手持ちのスマフォに情報を表示させることができるところだと考えています。表示させることによって、例えば電車の中吊り広告を見て、気になる週刊誌の記事があったりすると、簡単に読むことができます。つまり現実世界とインターネット上の世界が継ぎ目なくシームレスに繋がる世界が2020年だと私は考えています。その世界では、紙媒体の屋外広告はなくならず、そこから簡単にその広告以上の情報を得ることが可能になるのです。他の注目ポイントは、スマフォやウエラブルデバイスから発信される膨大な情報が世界中を飛び交い、ビックデータが生まれることです。今まで以上にビックデータの分析を行うことがますます重要になり、企業はITを駆使しないと競争に勝てなくなると私は考えています。このビックデータが集まることによって、従来のマーケティングの手法も大きく変わります。マーケティングの中核的要素である今までの広告は、不特定多数を対象にして行われていましたが、ビックデータによって人々の興味関心に沿った広告を提供することが可能になります。もはやそれは広告というよりも「KYOKOKU」といったほうがいいかもしれません。私が考えた「KYOKOKU」という概念は競告と、今日告、興告の掛詞です。つまり、人々は何かを買う時だけ「KYOKOKU」によって商品の比較することが可能になります。また、朝起きた時に、今日発売される興味のあるものの情報をスマフォで知ったりすることが可能になる世の中が2020年に実現しているでしょう。
注目ポイントであなたはどんなビジネスをしたいですか。
私が、2020年に上の回答で述べた注目ポイントで行いたいビジネスとは、ウエラブルデバイスとビックデータを駆使した「KYOKOKU」ビジネスです。今までの広告とは、見てもらえないことが前提で、世の中に出回っていましたが、「KYOKOKU」が実現すると、人々は「KYOKOKU」を参考にして買い物をするようになります。それによって特に小売業界と広告業界が大きく変わります。なぜなら、小売業界はビックデータから最適な在庫の管理ができるようになり、広告業界はROIを正しく測定できることによって、広告効果を目に見える数字という形でお客様に提示できるからです。では具体的にこの「KYOKOKU」ビジネスを行うためには何が必要なのでしょうか。まず必須条件となるのが、消費者の個人情報です。これを収集するためには、消費者の見えないところでブラウザを通して集めるのではなく、集めている場面を可視化する必要があります。そうでないと消費者は「KYOKOKU」や、ビックデータといったものに過度の拒否反応を起こしてしまう可能性があるからです。ではどのように集めればよいかといいますと、パソコンやスマフォの利用者が普通にインターネットを閲覧している時に、当然興味のある記事のところでは、クリックをやめページをスクロールして文章を読みます。その時にかかった時間を計測して、ある一定の基準を超えると「このページのこういうキーワードが気になりますか」などといったポップアップを出して、もし利用者が気に入るようならば「はい」を選択し、気に入らない場合は「いいえ」を選択できるようにします。そして「はい」を選択した場合はクラウド上のデータベースにその情報は送られて、ビックデータとしてサービス事業者が扱うことができるようになります。また、こうして集められたビックデータを利用者側からも自分のデータを見られるようにする必要もあります。そうすることによってより精度の高いビックデータを集めることができます。ここまで「KYOKOKU」ビジネスの根幹となるビックデータの収集方法について書いてきましたが、最後に触れておきたいことは、ウエラブルデバイスと、「KYOKOKU」がどのように関わるかについて書いておこうと思います。ウエラブルデバイスが普及することによって見られるものや聴くことができるものはすべて検索が可能になります。しかし、それをデータベースから取り出す際に、人の頭の中で思いつくキーワードで検索する以外にも「以前、こういう記事を読んだり、商品を買っていたりしているので、他にもこういう商品は興味ありませんか」といったレコメンデーション機能を、実装することも重要になります。そうすることによって頭の中では既に忘れてしまっている情報も新情報として思い出すことができ、それは「KYOKOKU」の中の興告としての作用を果たします。